前編 高速グループテスト ヴェイロン vs 911GT3 RS vs ガヤルド・スーパーレジェーラ vs DB9 vs R8 回顧録

公開 : 2017.12.16 10:10

ブガッティ・ヴェイロンに、ポルシェやランボルギーニ、アストン マーティンなどの「有力者」が立ち向かう比較テストの前編です。

AUTOCAR JAPAN誌 51号

もくじ

夢のような決戦が、今
まずはヴェイロンのご尊顔を
エントリーした5台のモンスター
アウディR8 華麗な登場
ガヤルド 「単に粗暴」?
GT3RSの輝き DB9の憂鬱

夢のような決戦が、今

ここはフォードS-MAXのリアシート。これから2日間に何をどうすべきかを、僕はじっくりと腰を落ち着けて考えていた。こういうときにS-MAXは最高。なぜってキャビンは静かだし、追い抜かれて全然シャクに触らないくらいの巡航性能だから。僕らの到着を待っている怪物たちの攻略法をまとめるための書斎としてはほぼカンペキだった。

もちろん取材クルーたちとは、ここ何週間かで普通じゃない件数のEメールをやりとりしてきた。けれどまだ最終的なプランは決まってなくて、だからこの期におよんで僕はアタマを悩ませている。とりあえず確定しているのは最初の目的地だけで、それは仏独国境近くにあるモールスハイムの街だった。

S-MAXのほかにも別のチームがモールスハイムに向かっている。ひとりは編集部のマイク・ダフ。シュトゥットガルド近郊から911GT3RSを運んでいる。そしてこいつが1匹目のカイブツ。

怪物2匹目はランボルギーニガヤルド・スーパーレジェーラ。ランボは親切なので、ミーティングの場所までクルマを運んでくれるそうだ。

同じく親切なのがアストン。ドリフト・マシンのDB9を1週間も貸してくれた。

アウディからは期待のR8が参加する。このクルマは名前を思い出せないけれど誰かふたり目がどこかへ引き取りに行っていて、ただ今フランスを横断中のはず。まだ珍しいクルマだから、後ろに50kmくらいはケータイを握りしめたパパラッチによる渋滞ができているかもしれない。あしからず。

残る1チームはお馴染みスティーブ・サトクリフ率いるオペル・メリーバ様ご一行。明日の朝に目的地で合流する予定だけれど、スポーツカーでもなんでもないレンタカーに乗せられてテスターたちのテンションが下がっちゃうんじゃないかとサトクリフは心配していた。なので話の流れとしては、ヴェイロンが待つモールスハイムのブガッティの工場に、朝一番からブレーキパッドが焼けた香ばしい香りを届けてくれるに違いない。

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