マツダMX-5初代 英国では大バーゲン 歴史や中古相場を見つめる

公開 : 2018.01.06 15:40

登場から25年以上経ってもマツダMX-5は1989年当時の輝きを失っていません。生まれるまで、生まれてから、どう進化し、英国ではどう受け止められているのか? 探りました。

もくじ

成功を約束されていたわけではない
MX-5 産声をあげるまで
すべては「走る」ために
1.6ℓと1.8ℓ それぞれの違い
NB、NC、そしてNDへ
NAのMX-5 中古車市場は?
中古MX-5 注意すべき点

成功を約束されていたわけではない

われわれが愛するクラシック・モデルの多くが常に敬愛されていた訳ではない。実際、多くが発売当初には酷評され、その後、石炭の塊が徐々にダイアモンドへと変わっていくように長い年月を経てようやく冷笑が称賛へと変わっていったのだ。

限られた少数のクルマたちだけが、その完成されたデザインによって現役のうちに伝説的な存在になることを許される。オリジナル・ミニでさえ、2001年時点ではジャーナリストや評論家からの称賛を待たねばならなかった。そして、マツダMX-5もいま同じ道筋を辿っている。

誰もが愛するMX-5だが成功を約束されたモデルだった訳ではない。十分に検討されたとは言え、マツダにとってこのクルマの発売は一種の賭けだった。

コンバーチブルが隆盛を誇った時代、成功したロードスター・モデルのほとんどが英国製だった。1950年代にはヒーレー、ジャガーXKシリーズが、1960年代と70年代にはスピットファイア、MGBやエランが市場を席捲していた。

しかし、80年代初頭になると英国の自動車産業は混乱に陥り、MGBの最後を弔う鐘の音がまるでお手頃なコンバーチブル・モデルの終焉を告げるかのようであった。そして栄光の英国製ロードスターたちが、過去の重荷を背負わされたブリティッシュ・レイランドと共に表舞台から引き摺り下ろされようとしていた頃、8000km以上離れた場所でロードスター・モデル復活の狼煙が上がっていたのだ。

 

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