ランボは、学校の送り迎えに最適! エスパーダを乗り続けた夫妻 後編

公開 : 2018.05.05 20:10

もう廃車か 救ったスペシャリスト

交差点でレッカー車に追突されたのだ。リンは事故についてこう語った。「事故の衝撃で身体が側方に突き飛ばされ、左の後輪が壊れてしまいました。クルマは2車線に跨がるような形で横たわり、ボディの一部は歩道に乗り上げていました。ドライバーズシート側のドアは4インチも凹んでしまっていたため、夫はパッセンジャーシート側のドアから外に這い出しました。幸い、夫も私もすこし身体が腫れただけで、大きな怪我はありませんでした」


「保険会社は廃車扱いにしようとしましたが、スペシャリストのボブ・フォーストナーが素晴らしい提案をしてくれました。ドイツの施設までクルマを持っていって、検査し、ジオメトリーを調べ、損傷の程度がそれほど酷くないことを確かめると、見積書を作成し、もし修理を希望しないなら、無償で返品するといってくれました」。クルマは2013年2月24日に回収され、9月4日に戻ってきた。サロンプリヴェの50周年ランボルギーニ・クラスに出品するのにギリギリ間に合い、エスパーダは3位に入賞した。

こうした経過を経て、ステアリングホイールを握る機会が私にも巡ってきた。このシリーズⅢのエスパーダには、シリーズIIの355psの高圧縮エンジンが搭載されているほか、パワーステアリングも装備されているため、巨大なボディをとても簡単に操作できる。
 

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