長期テスト スバルBRZ(6) 悪路も走破 ESPを試す

公開 : 2019.01.21 11:50

ESPの効果を試す

わたしは昨年初めにESPの効果を確かめるべく、ブランズ・ハッチ・サーキットでBRZを試した。新しく追加されたオン、トラック(スポーツから変更)、ESPオフモードを切り替えつつサーキットを駆け巡ったのだが、天候があまりにも良く、後半ふたつの違いはわからなかった。

このような背景もあって、次はスラクストン・サーキットのスキッドパンに持ち込むことにした。氷上に相当するような路面状況にもかかわらず、BRZはESPがオンなら驚くほど扱いやすい。アグレッシブなハンドルやペダル操作をしても、システムが入力を上書きしてトルクを絞り、それぞれの車輪のブレーキを調整するのだ。これはかなり出来が良い。

もっと滑らせたいので、トラックモードを試してみた。このモードではタイヤがスピンして、フロントは踏ん張るがリアは滑り出す。この状態でスラロームを走るのは非常に神経をすり減らす行為で、クルマはすぐにふらついてドリフトしたがる。

ESPが介入するのは20度ほどまでスライドしたタイミングで、見た目は良いが、コーナー出口に向かってコントロールする努力はまだまだ続けなくてはならない。

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