ロードテスト ボルボV60 ★★★★★★★★★☆

公開 : 2019.03.10 09:50

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆

すべての現行ボルボと同じく、V60には9.0インチ画面を用いたセンサス・インフォテイメントシステムが設定される。ダッシュボード中央に設置されたそれは、縦型のタッチパネル式ディスプレイでこのクルマの機能の大部分を操作する。そこにはデジタルラジオやナビゲーションシステム、満載された安全装備などが含まれる。

スポティファイやグーグルサーチ、イェルプをはじめとしたウェブアプリのインストールも可能だが、それにはもちろんインターネット接続が必要だ。Apple CarPlayとAndroid Autoもオプション設定される。

ボルボの名誉のために言っておくなら、グラフィック的な見地からすれば、見栄えをシャープに仕上げ、スムースに動作させる仕事ぶりはむしろみごとだ。それでも、やはり実体スイッチを並べるほうが好ましい。ヒーターや換気、エアコンのセッティングは主にシステムのサブメニューを介して操作するが、走行中、しかも特に右ハンドルだと扱いにくいのだ。

視界


比較的箱型のシェイプにより、周囲の視認性はバッチリ。オプションの360°パーキングカメラも役に立った。

燈火類


モメンタム・プロに装備されたアクティブ・ベンディングヘッドライトは、ステアリングホイールの操作に連動して照射方向が左右へ首を振る。視認性に関して、不満はない。

ステアリングとペダル


スロットルとブレーキの各ペダルはやや右へオフセットしているが、心地悪いところはない。ステアリングコラムのアジャスト性はエクセレントだ。

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