戦いの場から公道に舞い降りたモンスターマシン 22選 前編

公開 : 2019.04.28 05:50  更新 : 2021.03.05 21:42

15:プジョー205ターボ16(1985年)

プジョー205 T16は、一見スタンダードな205とあまり変わらないように見えるが、同じなのはその見た目だけだ。

ほとんどの205がフロントエンジン・フロント駆動だが、205 T16はミッドにエンジンを積んで四輪を駆動するモンスターマシンだった。

ラリーモデルの205 T16は、WRCでアウディ・クワトロに対抗すべく、予算無制限で開発され、205に似せただけのボディシェルをまとった、完全専用設計の4WDラリーマシンだった。

200台のロードゴーイングモデルが作り出され(生産を容易にするため、ボディカラーは1色だった)、ラリーカーと同じミッドマウントのエンジンを採用していたが、メンテナンスを行うには、リアボディカウルを持ち上げる必要があった。

おそらくは正しい判断だが、ロードバージョンのパワーは200psに引き下げられていた。

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