戦いの場から公道に舞い降りたモンスターマシン 22選 前編

公開 : 2019.04.28 05:50  更新 : 2021.03.05 21:42

16:フォードRS200(1984年)

1970年代から1980年代初頭まで、フォードはエスコートによってラリー界を席巻しており、1980年には、新たなグループB規定に対応すべく、リア駆動のエスコート1700Tの開発を開始していた。

だが、アウディが四輪駆動のアイデアをラリーフィールドに持ち込んだことで、フォードはイチから設計をやり直す必要に迫られたのだ。

その結果がRS200であり、このクルマはF1デザイナーの力も借りて開発され、プラスチックファイバーグラス製ボディには、ミッドマウントされた1.8ℓターボエンジンが搭載されていたが、1986年を最後にグループBのラリーカーが禁止されたことで、RS200は熟成不足のまま、わずか1シーズンで姿を消すこととなった。

ホモロゲーション規定を満たすため、200台のロードゴーイングモデルが作り出されている。

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