生まれながらに完全無欠? 熟成不要な18台 前編

公開 : 2019.04.27 05:50  更新 : 2019.04.27 11:44

初代マツダMX-5(日本名:ロードスター)

マツダは1980年代にも、2シーターのロードスターという信仰を保ち続けた唯一の自動車メーカーであり、1989年に登場したMX-5は、まさに完ぺきなモデルだった。

ロータスエランやMGBといった英国製ロードスターから、いくつかのデザインディテールを拝借しながらも、そのスタイリングやフィール、そしてドライビングそのものは完全にこのクルマのオリジナルであり、手ごろなオープントップモデルを探し求めていたドライバーたちは、このクルマの登場を拍手喝采で迎えている。

MX-5が完ぺきなモデルとして登場することのできた理由は、そのこだわりのエンジニアリングにある。ポップアップ式ヘッドライトが、スムースでクラシカルなシガーシェイプを実現するとともに、スポークホイールは1960年代のミニライトを思わせ、さらに、そのエンジンルームにはツインカムヘッドが収まっていた。

こうしたすべてが、初代MX-5の人気を不動のものにしている。

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