ヴォグゾールVXR8 GTSがデビュー

公開 : 2013.05.29 17:51  更新 : 2017.06.01 01:54

BMW M5、メルセデス・ベンツE63 AMG、そしてジャガーXFR-Sをターゲットしたヴォグゾールのスーパーサルーン、VXR8 GTSが登場した。その心臓には、スーパーチャージドの6.2ℓV8を搭載する。このエンジンは、シボレーカマロZL1に搭載されたGMのLSAユニットで、M5よりも24bhp、E63 AMGよりも27bhp、XFR-Sよりも34bhp高い出力を持つ。価格は£54,999(840万円)で、それら3台のライバルよりも安い。ヴォグゾールによれば、英国で500bhp以上のパワーを持つクルマの中で、最も安いという。

そのベースとなるのは、兄弟会社であるホールデン・スペシャル・ビークル(HSV)のGEN-F GTSだ。このモデルは、これまでにオーストラリアで生産されたモデルの中でも最も強力な1台とアナウンスされている。

エンジンは新車のLS3よりも150bhp多く、トルクは19.3kg-m大きい75.3kg-mだ。

パフォーマンスは明らかにされていないが、0-100km/h加速は4.9秒、最高速度はリミッターで制限された250km/hだ。6速マニュアルが標準で、6速オートマティックがオプション。駆動方式はRWDだ。

サスペンションはマグネティック・ライド・コントロールによって、ツーリング、スポーツ、トラックの3モードに調節可能。更に、ドライバーはギアレバーの後ろのダイヤルで、ツーリング、スポーツ、パフォーマンス、トラックの4つのモードを選択可能だ。このモード切替によって、ESC、ラウンチ・コントロール、トラクション・コントロール、エグゾースト・サウンド、トルク・ベクタリング、電動パワー・ステアリングなどが変化する。

6ピストンの鍛造アルミニウム・ピストン・キャリパーが装備され、ホイール/タイヤは、フロントが255/35R20、リアが275/35R20というサイズだ。

安全装備としては、前方衝突警告システムが標準で装備される。

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