試乗 ベントレー・コンチネンタルGTC 333km/h 唯一無二の極上コンバーチブル

公開 : 2019.06.12 10:10

ハイエンド・ラグジュアリークーペとなる、ベントレー・コンチネンタルがリニューアルしたことに伴い、コンバーチブル・モデルにも同様の進化が与えられました。類まれな、孤高の存在感は一層高まったといえるでしょう。英国トゥイッケナムでの試乗評価です。

もくじ

どんなクルマ?
2ドアクーペとは別次元の個性と価値
どんな感じ?
後輪駆動ベースとなった4輪駆動システム
走行パフォーマンスはクーペと遜色なし
カブリオレだけの豊潤な心地よさ
「買い」か?
唯一無二の極上コンバーチブル
スペック
ベントレー・コンチネンタルGTCのスペック

どんなクルマ?

2ドアクーペとは別次元の個性と価値

ベントレーが第2世代となるコンチネンタルGTにコンバーチブル仕様を追加した。エレガントな所作で開閉に19秒を要するソフトトップを備えている点を除いて、基本的なアップデートの内容はクーペと同じ。このソフトトップは最高50km/hまでなら、走行中でも開閉することが可能となっている。

カブリオレ化に伴いシャシー剛性を高めることは避けられず、車重はクーペの100kg増しとなる2295kgに達している。しかし、ラグジュアリーな2ドアクーペに、別次元の豊かな個性と価値を与えてくれていることも確かだ。

コンチネンタルGTのプラットホームは、ポルシェパナメーラと共有している。当初からオープンモデルの必要性が考慮されており、ソフトトップ機構を装備したことによる車内への影響は最小限に留められている一方で、ボディの補強も最小限で済んでいるという。また先代のカブリオレと比較して、空力性能の面では向上しており、Cd値は0.32と良好な結果が出ている。

大柄なひとにとってはフロントシートのほうが快適なことには違いないが、高級感あふれるコンバーチブルで大人4名が座っても充分快適に過ごせるクルマは、英国でも珍しい存在ではある。早速屋根を開けて試乗を始めよう。

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