画像で振り返る エンジン始動方法の歴史 前編

公開 : 2019.07.07 05:50

クランク(1800年代後半)

自動車の黎明期、エンジンの始動方法といえば大きなクランクにより手動でエンジンを回すものだった。特に大排気量のエンジンではこの方法は難しく、しばしば危険を伴った。エンジンのバックファイアが発生すればクランクは凄まじい力で逆方向に回転し、親指、手首、腕などを負傷した。

20世紀初頭までのクルマのエンジン始動は非常に難しかったことから、気難しいという意味のクランキーという言葉が生まれたほとだ。しかし電動車はスイッチを押すだけで始動できたことから、「女のクルマ」と呼ばれていた。

画像:フィアット801-402コルサ(1921年)

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