日本車が多数 1990年代の人気車、英のオークションに 10台の予想落札額

公開 : 2019.07.30 19:10

2000年 ホンダNSX

ホンダの初代NSXは1990年代当時のミドシップ・スポーツカーの中で、最も速いわけでも、最もパワフルなわけでも、最も美しいわけでもなかった。だからそれほど多くの台数は売れなかった。

しかし、そのインパクトは20年前のホンダCB750と同じくらい絶大だった。NSXの高い品質と実用性は、欧州の名だたるスーパーカーに大きな衝撃を与えた。

このオークションの出品車両は、稀少で人気が高い(つまり価格相場も高い)マニュアル・トランスミッションの英国仕様で、しかも1997年以降のモデルはエンジンの排気量(3.0ℓから3.2ℓへ)とギアの段数(5速から6速へ)が増えたという長所がある。

ブルーのボディ・カラーは第一希望ではないかもしれないが、走行距離は5.3万kmと少なく、同時代のフェラーリF355の約半額で手に入ると思えば魅力的な1台だ。

予想落札価格:4万〜5万ポンド(約536万〜670万円)

2003年 マツダRX-7

世界中の自動車メーカーが諦めた後も、マツダは長いことロータリー・エンジンにこだわり続けた。

そしてこの最終型RX-7が製造された当時、13Bエンジンはシーケンシャルツインターボを備え、最高出力280psを発生するに至った。

2基のターボチャージャーのうち、小さい方はエンジンの低回転時にトルクを補い、大きい方はドライバーを水平線の彼方へ連れて行く。

今回のオークションに出品されるスピリットRは、歴代RX-7の中でも最も人気が高い仕様の1つだ。マツダがRX-7の生産を終える直前にわずか1500台のみが製造され、レカロ製シート、ビルシュタイン製ダンパー、アグレッシブなスポイラー、アップグレードさせたブレーキを装備する。

予想落札価格:3万〜3.5万ポンド(約402万〜469万円)

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