VW電動クロスオーバー「ID.CROZZ」、路上テスト中 前後2モーター搭載か

公開 : 2019.07.31 18:55

2020年に10万台、25年に100万台目標

上海モーターショーで発表された最初のコンセプトから、フランクフルトに出展されたID.CROZZ IIはフロントエンドのスタイリングに変更を受けていたが、フォルクスワーゲン・ブランドのハーバート・ディエスによると、最終的に決定される市販モデルのデザインはこちらに近いという。

ID.CROZZは、電動化を急ぐVWの中心的な世界戦略モデルとして、欧州、米国、中国で生産が行われる予定だ。

「2020年に、VWは年間10万台の電気自動車を販売することを目指しています」と、ディエスは2017年にコンセプトカーを発表した際に語った。「しかし、それは始まりに過ぎません。2025年までには、その10倍となる100万台に増大するでしょう」

VWは既にIDハッチバックとID BUZZの市販化を明らかにしていた。この新しい電気自動車のラインアップが、従来の内燃エンジンやハイブリッドを搭載するVW車と共に販売されると、ディエスは語った。

ID.CROZZは、現代的なスポーツカーのダイナミックなラインと、オフローダーの路面を選ばない走破性を併せ持つクロスオーバーだ。その車内はティグアン・オールスペース(VWで最も売れているSUVの新しいロングホイールベース仕様)と同じくらい広く、荷室容量は515ℓになるとVWは発表している。

関連テーマ

おすすめ記事

 

EVの人気画像