字幕付き レンジローバー・オートバイオグラフィー vs スズキ・ジムニー オフロード比較試乗

公開 : 2019.08.17 20:00  更新 : 2019.08.17 20:11

レンジローバーと先代スズキ・ジムニーをオフロードコースで対決させてみました。ドライバーの経験の差こそありそうですが、ジムニーは圧倒的な価格差とサイズ差をものともしない走破能力を見せつけました。

もくじ

小柄ながら正真正銘の4×4
20年前の発売ながら今でもクール
高性能なシステム満載のレンジローバー
ケイマン1台分以上の重量差
両車ともに一度はスタック
オンロードタイヤで脅威の走破性

小柄ながら正真正銘の4×4

今回の舞台はアバランチ・アドベンチャー。オフロードセンターだ。わたしは今回、オフローダーの代名詞であるレンジローバーを持って来た。

「君はホットヨガにでも行く途中かな?」

「キツい言い方だな。君こそクルマから降りることを想定してないんじゃないか? スズキ・ジムニーを見くびってはいけないよ。あのクルマをなめてかかると痛い目を見るからね」

「じゃああれが本当のオフローダーだって?」

「そうだよ。おとなしい見た目だけど、中身は正真正銘の4×4だからね」

「本当かな。まあ試してみようじゃないか。僕が『本当の』オフローダーで先導するよ。ついてこれるかな?」

「わかった」

では始めよう。すぐに決着はつくはずだ。ちょっとぬかるんだ所を走ってやれば、アイツはスタックするに決まっている。僕はオフロードに慣れていないしそのコツも特に知らないが、親指をステアリングの内側に入れてはいけないことは知っている。

非常に洗練されたクルマだ。すてきなアームチェアで、あらゆるものがレザーかウッドで仕上げられている。カントリーパブにいるようで、暖炉があれば最高だ。ステアリングヒーターがそれに近いだろう。

「ホットヨガね。ひどい話だ」

20年前の発売ながら今でもクール

スズキ・ジムニーは1998年に発売され、現在市販されている最古のクルマだ。新型がまもなく発売されるが、これが最終型といったところだろう。古さが少し心配だが、今でもクールだ。

今でもフレッシュに見えると言いたい所だが、インテリアはそうでもない。でも外観はまだまだ新鮮だ。これは、形態は機能に従うという理念に則っているからだろう。

オーバーハングは非常に短く、アプローチアングルは34度、ディパーチャーアングルは46度。素晴らしい数値だ。ブレークオーバーアングルは31度。これもなかなかだろう。

ランドローバーの一員として、このレンジローバーにも優秀なオフロード機能が備わる。テレイン・レスポンスという機能により、草地やグラベルや雪などあらゆる路面に対応する。ぬかるんだわだちや、砂地や岩場なども選択できる。でもわたしはオートモードにしてみる。地形を自動的に計算し、最適なモードを選んでくれる。

おそらくダニエルはジムニーの実力をわかっていない。渡川能力こそランドローバーやレンジローバーに負けるが、あちらは12万ポンド(1525万円)。マニュアル・ギアボックスに、1.3Lエンジンを組み合わせている。

4×4はある意味でスポーツカーのようなもので、ひとつのことに特化している。狭いサーキットを速く走れたり、直線を超高速で走れたりするのだ。4×4にもそれぞれの得意分野がある。だがあのクルマはなんでもこなせるはずだ。なぜならレンジローバーのオプションの価格だけで、ジムニーが買えるからである。

オプション込みの価格は、12万2000ポンド(1550万円)。さて、今のところは、小さなスズキに乗ったプライアーは付いて来ている。ミラーに映るその姿は、非常にキュートだ。

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