字幕付き マクラーレン570S vs アルピーヌA110 価格差対決

公開 : 2019.08.18 16:50  更新 : 2021.05.13 12:00

フィーリングや洗練度を重視

「これがマクラーレン570Sトラック・パックだ。このシートはどう?すごく良くないか?」

「確かに良いシートだけど、基本的には570Sだよね」

マクラーレン570S
マクラーレン570S

「そうそう。アルピーヌの3倍の価格だけど、君の意見に賛成だよ。このクルマをつくる上で、ラップタイムのことは気にしていないんだ」

「実際マクラーレンはラップタイムを公表していない。いつもそうだよね?彼らはそれを好まないんだ。フィーリングや洗練度を重視して、走らせて気持ち良いクルマに仕上げている」

「『公道で』というのも重要なキーワードだ」

「そう。公道でね。結果としてマクラーレンの中で最もローパワーかつ安価でありながら、一番楽しいクルマになっているんじゃないかな」

「同感だ。このクルマが素晴らしいのは、君のいう通りアルピーヌにも近いけど、公道でも楽しくて運転のしがいがあることだ」

「しかも『良いクルマ感」』も十分だよね。カーボンファイバータブの高剛性も感じられるし、組み付け精度も高く、内装も良くデザインされている。ドライビングポジションも見事だね。これはマクラーレン全車に言えることじゃないかな」

「ドライビングポジションの重要性は、それが素晴らしいクルマに乗って初めて理解できるよね」

「視界も良好だ。車幅もそれほど広くないし、走行位置も
決めやすい。公道上ではそういう部分が大きな差を生むよね。乗り心地は良いけどボディコントロールも落ち着いていて、遊びが少ないね」

「この2台には大きな違いがいくつかあるけど、そのひとつは直線でのパフォーマンスだ」

「ラップタイム云々は重要ではないとか言ったけど、勘違いしないでほしいのは、それでも非常に速いということだ」

「570psだよ。乾燥重量はどれくらいだったかな。1300kg台のはずだ。しかもカーボンセラミック・ブレーキを装着している。これは良くできたロードカーであり、親しみやすいクルマだ。でもトラックデーに行けば十分に他のクルマと張り合えるだろう」

「サーキットも想定内ってことだよね」

「気に入らない点はあるかい?」

「気に入らない点か。難しいな」

優れたステアリングと乗り心地

「もし毎日乗るとしたらライバルに劣る点もあるよね。たとえば911と比べたら乗降性も悪い。それにフロントのリフターも操作が難しい。駐車場でノーズをあげようとしても手順がわからなくなりそうだ」

「確かにメーターの照度調整と間違えそうだね」

マクラーレン570S/アルピーヌA110
マクラーレン570S/アルピーヌA110

「ハンドリングバランスが気に入ったよ。LSDなしでこれを実現しているんだよね。ほとんどの場合でステアリングと乗り心地は良いね」

「パワートレインの設定方法はすこしイライラする。どうやって設定を変えるんだっけと考える時間が生じてしまうんだ。もう少し簡単でも良かったんじゃないかな。でも十分に毎日使えるクルマだ」

「よくわからないことについて話してきた中で、このビデオとはまったく関係ないんだけど、何年も前から気になっていてここで言っておきたいことがある」

「このアームレストの角度なんだ。これはドアのこのセクションに沿っていて、カーボンタブの形になっている。だから高い位置から急に下降してくるんだけど、具合の良い位置に腕をおくと、肘のくる位置がとても急角度になるんだ。これがこのクルマの中で一番気に入らない点だね。長時間乗っていると肘が痛くなる」

「話を戻そう。そんな文句もあるかもしれないが、非常に楽しいクルマだ。とても良く曲がると思わないか?マクラーレンは今でも油圧パワステを使っている。完璧なまでにリニアでレスポンシブだ。重さもすごく自然だよ。狙ったフィーリングを作り出している感じがない」

「オーセンティックだね」

「そのままのフィーリングが非常に良いんだ。運転して楽しいクルマだよ」

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