メルセデス・ベンツGLEクーペ フルモデルチェンジで2代目に 全長/全幅増

公開 : 2019.08.28 10:23  更新 : 2019.08.30 19:02

メルセデス・ベンツGLEクーペがフルモデルチェンジしました。2代目となり、全長と全幅は拡大、英国のエンジン展開はディーゼルの2種のみ。室内はやや広くなっています。

GLEクーペ、フル刷新で2代目に

メルセデス・ベンツは、GLEクーペをフルモデルチェンジし、投入する。

2代目となったGLEクーペの実車が公開されるのは9月開催のフランクフルト・モーターショー。ライバルはBMW X6にあたる。

ライバルが増えたSUVクーペカテゴリで戦う。
ライバルが増えたSUVクーペカテゴリで戦う。

GLCの1つ上、GLSの下に位置するボディサイズであり、昨今勢いを増している「SUVクーペ」群に一石を投じる。

ポルシェカイエン・クーペ
アウディQ8
・BMW X6

上記が代表的なライバルにあたり、レンジローバー・ヴェラールの存在も軽視することはできないだろう。

GLEクーペのサイズ、どう変わった

SUVのGLEとベースを共有するものの、全長はGLEより15mm、全幅は63mm大きい。(欧州値)

ホイールベースはフルモデルチェンジ前のGLEクーペより20mm長くなっている。

先代よりも全長/全幅が増えたBMW X6。
先代よりも全長/全幅が増えたBMW X6。

全高は1722mm。同世代のGLEより56mm低い。エアロダイナミクスは先代より9%改善されているという。

車体前方はGLEとまったく同じであるが、後方は大きく異なっている。ルーフは大きく傾斜し、クーペのような外観になっている。したがってテールランプもGLEとGLEクーペは大きく異なっている。

GLEクーペ、英国ではディーゼルのみ

シャシーはGLEとGLEクーペで異なるチューニングがなされており、メルセデス・ベンツは「よりスポーティで緊張感のあるチューニングにした」とコメントしている。

AUTOCARの本拠地がある英国では、エアサスペンションが標準になるということだ。また、スプリングとダンパーをそれぞれの車輪ごとに制御する48V「Eアクティブ・ボディ・コントロールシステム」も選ぶことができる。

英国市場のエンジン展開はディーゼルのみ。
英国市場のエンジン展開はディーゼルのみ。

また同マーケットのエンジン展開は3.0L 6気筒ディーゼル2種類のみとなる。

350d

最高出力:272ps
最大トルク:61.2kgm

400d

最高出力:330ps
最大トルク:71.3kgm

価格はまだ発表されていないが、標準のGLE 350dの英価格6万2000ポンド(805万円)より高価な設定となる。

内装、ホイールベース増の影響も

インテリアは、GLEクーペ/GLEともに、ほとんど同じであるといっていい。

12.3インチのスクリーンが目を引くダッシュボードは全く同じものである。

GLEクーペならではの標準装備はスポーツ志向。
GLEクーペならではの標準装備はスポーツ志向。

いっぽうでGLEクーペはナッパレザー巻きのスポーツステアリングホイールとスポーツシートを標準で組み合わせる。

ホイールベースが20mm長くなったことで、室内と後部ドアの開閉面積は大きくなっている。

荷室容量はわずか5Lしか大きくなっていないが、40/20/40の分割可倒式シートを倒せば70Lの容量が確保されるとのことだ。

また開口部が低くなていることで、後方からトランクへの荷物の出し入れがしやすくなっている。くわえてエアサスペンションが50mm車高を落とし、アクセスをよりよくする。

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