【実車を撮影】スズキ新型ハスラー 2代目の価格/サイズ/内装/発売日を解説

公開 : 2019.12.24 10:52  更新 : 2019.12.24 10:52

新型ハスラー シャシー

現行型のハスラーは、先代のワゴンRとプラットフォームを共有化していた。新型ハスラーでは、「快適さ」と「心地良さ」を追求して、現行型のアルトから採用されているスズキの新世代プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を、またボディには環状骨格構造を採用している。

骨格を滑らかにつないでシンプルな形状として、またサスペンションの部品も骨格の一部として利用し、補強部品を削減することで、剛性アップと軽量化を両立している。

新型スズキ・ハスラー・ハイブリッドXターボ(4WD)の後席
新型スズキ・ハスラー・ハイブリッドXターボ(4WD)の後席

ホイールベースは2460mm。現行型に比べて35mm長くなり、前後乗員間距離の延長にそのまま充てられている。

最低地上高は180mmを確保。アプローチアングルは29°、デパーチャーアングルは50°と、いずれも現行型より拡大している。

さらに、優れた操縦安定性や乗り心地をもたらし、不快な音や振動を低減するために、スズキとしては初めての構造用接着剤や、また軽自動車としては初めての高減衰システマチックシーラーなども採用。

サスペンション形式は、フロントはマクファーソンストラット/コイル、リアは2WDがトーションビーム/コイル、4WDがI.T.L.式/コイルと、スズキの軽自動車伝統の方式を踏襲している。

新型ハスラー パワートレイン

搭載されるエンジンは、定評あるR06A型ターボと、新開発のR06D型NA(自然吸気)の2種。ターボ・エンジンは64ps/10.0kg-mを発生し、ゆとりの動力性能と長距離移動の快適性をもたらす。

自然吸気エンジンは49ps/5.9kg-mを発生し、軽快な走りと中高速域で優れた実燃費を達成している。いずれも、燃費の良さを実感できてストレスのない軽快な走りを味あわせてくれる。

新型スズキ・ハスラー・ハイブリッドXターボ(4WD)の荷室
新型スズキ・ハスラー・ハイブリッドXターボ(4WD)の荷室

とくに新開発の自然吸気R06D型エンジンは、スズキ軽初のデュアルインジェクションシステムとクールドEGR、そして急速燃焼の採用と高圧縮比化により、広範囲で熱効率を向上させている。

組み合わされるミッションは新開発のCVTで、スズキ初の2ポートオイルポンプ、高効率ベルト、低剛性ダンパー(トルコン)を採用し、軽量化も達成。

また全車にマイルドハイブリッドを搭載。いまやCVTとマイルドハイブリッドの組み合わせは、軽乗用車のパワートレインとしてスタンダードになりつつある。

注目のWLTCモード燃費は、NA(FF)車が25.0km/L、ターボ(FF)車が22.6km/Lと発表されている。

駆動方式はFFが基本だが、4WDも設定。新機能としてスノーモードを追加し、雪道やアイスバーンでスムーズな発進をアシストしてくれる。

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