【実車を撮影】スズキ新型ハスラー 2代目の価格/サイズ/内装/発売日を解説

公開 : 2019.12.24 10:52  更新 : 2019.12.24 10:52

新型スズキ・ハスラー正式発表。40枚の実車写真とともに、2代目の発売日、価格、サイズ、内装を解説します。128万400円〜。

はじめに 新型ハスラーとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

12月24日。スズキはハスラーをフル・モデルチェンジし、2020年1月20日から発売すると発表した。

ハスラーは、SUVテイストを加えたスズキの軽自動車だ。現行型が初代で、2013年の東京モーターショーに参考出品され、同年12月に発表。発売は翌14年の1月だった。

新型スズキ・ハスラー・ハイブリッドXターボ(4WD)
新型スズキ・ハスラー・ハイブリッドXターボ(4WD)

ジムニーほど本格的なオフローダーではないが、世界的に人気となっていたSUVのテイストを取り込んだスタイルと、ワゴンR譲りの広い室内や使い勝手の高さで人気を集め、いまやワゴンR、スペーシアに続く、スズキ軽自動車の基幹車種に成長している。

そんなハスラーが、初めてのフルモデルチェンジを迎えた。2019年の東京モーターショーに「ハスラー・コンセプト」として参考出品されていたモデルが、ほぼそのままの姿で市販に。

一見、現行型と変わらないように見えるが、どのように進化したのだろうか。まずは、その概要を紹介していくことにしよう。

新型ハスラー 外観

今年の東京モーターショーで「ハスラー・コンセプト」を見て「あまり変わっていないんじゃない?」と思われた人も多いかもしれない。

たしかに特徴的な丸型2灯ヘッドランプやボクシーなスタイリングは踏襲している。だが、ディテールをよく見ていくと、かなり進化している。従来のスタイリングを踏襲しながら、「タフ」で「力強い」要素をデザインに分かりやすく取り入れたのだ。

新型スズキ・ハスラー・ハイブリッドXターボ(4WD)
新型スズキ・ハスラー・ハイブリッドXターボ(4WD)

たとえば、フロントグリル〜ボンネット〜ルーフ〜リアエンドに至るラインで、力強くスクエアな基本骨格を表現している。ルーフは現行型よりリアエンドを大胆に伸ばし、バックドアを直立させた。

Cピラー部にはクォーターガラスを追加して6ライトキャビンに。すべてのピラーをボディ同色とした。

ボディサイズは、全長×全幅×全高が3395×1475×1680mm。

またスペーシアギアで採用されたサイドビューがダブルピックアップ風に見える2トーンルーフも設定。こうした進化により、「タフ・力強さ」を表現している。

フロントフェイスは存在感を増し、グリルやバンパーなどもディテールにこだわっている。それでも、誰が見ても「ハスラーだ!」と納得できるスタイリングに仕上げられている。

新型ハスラー 内装

現行型のイメージをうまく踏襲したエクステリアに対し、新型ハスラーのインテリアはドラスティックに進化している。

ドアを開けると、3つの大きなフレームと、その間に空調のルーバーを配置したインパネに注目してしまう。この3連フレームは、ハスラーの遊び心と所有の歓びを刺激する、強いキャラクター性を印象づけている。

新型スズキ・ハスラー・ハイブリッドXターボ(4WD)の内装
新型スズキ・ハスラー・ハイブリッドXターボ(4WD)の内装

フレームの色はボディカラーに対応して、オレンジ/ブルー/グレーの3色が設定され、同じ色がシートのサイド部にアクセントとして入れられる。フレームの内部は、右からメーター、9インチ大画面カーナビ用モニター、そして小物入れとなっている。メーターは立体的なリング形状とグラフィックでアウトドアアイテムの楽しさを表現し、4.2インチのカラー液晶も採用。

フロントシート間にはインパネのフレームを反復したデザインの500ml紙パックホルダーを、フロントシートバックには2段ポケットを備えたり、またスライド可能なリアシートによって広さを変えられるラゲッジルーム、床下のアンダーボックスや豊富な小物入れなど、RVとしての使い勝手も十分高い。

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