【華やかに着飾ったカブリオレ】VWカルマン・ギアとルノー・フロリード 後編

公開 : 2020.07.11 16:50  更新 : 2020.12.08 11:04

美しいボディが多くの人を惹きつける

カルマン社はその後も、フォルクスワーゲンだけでなくBMWやフォード、ポルシェ、メルセデス・ベンツ、ルノーなどのボディ製造や組み立てを請け負うが、2009年に倒産。フォルクスワーゲンに吸収された。

ギア社は、デザイナーのルイジ・セグレが亡くなると、アレッサンドロ・デ・トマソが買収。1970年代初めにフォードへ売られるまで、ミドシップ・スーパーカーのパンテーラを製造した。

フォルクスワーゲン・カルマン・ギア/ルノー・フロリードS
フォルクスワーゲン・カルマン・ギア/ルノー・フロリードS

4倍近い生産台数の差が、現在のフォルクスワーゲン・カルマン・ギアの知名度の高さに反映している。もちろん、ビートルがベースということも影響しているだろう。

当時のフォルクスワーゲンは、格好良く、魅力的なブランドだと受け止められていた。多くの人の間で、ルノーとは異なるイメージを築いていた。

現在、状態の良いルノー・フロリードは、1万5000ポンド(198万円)から2万ポンド(264万円)程度で手に入る。だが状態の良いカルマン・ギアを買うには、さらに5割増しの資金が必要だ。

2台よりエキゾチックさは薄いが、英国では状態の良い、はるかに速いMGBが安く手に入る。華やかに仕立て直された魅力は、速さで劣っても、人を惹き付けるということを物語る事実だ。

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