【小変更でマイルドHV獲得】アウディA5クーペ 40 TFSIへ試乗 2.0L 190ps

公開 : 2020.09.04 10:20

最新のデザインと技術を採用し、マイナーチェンジが図られた2ドアクーペ、アウディA5。今回試乗する2.0Lのマイルド・ハイブリッド版は、中でも最も高い人気を得ると予想されます。英国の一般道で評価しました。

もくじ

2代目A5クーペがマイナーチェンジ
マイルドHVによる変化は限定的
多くのユーザーに響くであろうA5の特徴
アウディA5クーペ 40 TFSI Sライン Sトロニック(英国仕様)のスペック

2代目A5クーペがマイナーチェンジ

text:James Attwood(ジェームス・アトウッド)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
2020年になり、フェイスリフトを受けた2代目アウディA5。変化にひと目で気づくのは、難しいかもしれない。

アウディの本社、インゴルシュタットのデザイナーは、それなりの努力はしているはず。しかし、前期型との見た目の違いは、フロントグリル周りの変更程度に留まっている。

アウディA5クーペ 40 TFSI Sライン Sトロニック(英国仕様)
アウディA5クーペ 40 TFSI Sライン Sトロニック(英国仕様)

2代目A5クーペが登場したのは、2016年と日が浅い。抑制の効いたデザインで、プレミアム感の創出を目指してきたアウディ。端正なA5の場合、デザイン面でのリフレッシュはまだ必要なかったのだろう。

かつてのラリーカーからイメージを受け継ぐ、フロントグリル上に空いた3本のスリットが、控えめに主張する。かといって、BMW 4シリーズのフロントグリルのように、話題になることもなさそうだ。好みの問題でもある。

見た目の変化は小さいものの、インテリアは一新。最新モデルと歩調を合わせるように、新しいインフォテインメント・システムを含め、大幅なアップデートを受けている。

同時に、電圧12Vによるマイルド・ハイブリッドを幅広いグレードに導入。今回試乗するのはその1つ、190psを発揮する40 TFSIだ。ベルト駆動のオルタネーターを利用し、減速時にエネルギーを回収。燃費効率の向上を図る。

フェイスリフトによって新しくなったインテリアは、より上質さを増している。快適で、少なくともフロントシートは広々としている。

マイルドHVによる変化は限定的

このサイズのライバルと同様、クーペだからリアシートは広くはない。足まわりも頭上も空間には限りがあり、身重の高い大人の場合、少し体を丸めることになる。

荷室容量は450Lあり、このクラスでは最大級。週末の買い物からの帰りで、困る場面は少ないはず。

アウディA5クーペ 40 TFSI Sライン Sトロニック(英国仕様)
アウディA5クーペ 40 TFSI Sライン Sトロニック(英国仕様)

運転席に座ると、モニターに取り囲まれる。液晶モニター式のメーターパネル、バーチャルコクピットとヘッドアップ・ディスプレイが正面に来る。ダッシュボードの中央上部には、10.1インチのインフォテインメント用モニターが据えられている。

システムは最新版で、洗練され機能も豊富。扱いやすい。

ただし、従来まで用意されていたロータリー・コントローラーがなくなり、タッチモニターでの操作に改められている。運転中の操作性などを考えると、あまり支持は得られないと思うのだが。

マイルド・ハイブリッドを搭載した40 TFSIだが、電動化技術の効果は、見た目の変化と同じくらいわかりにくい。よく注意して運転して、気づくレベル。

オルタネーターは、効率を求めてひたひたと稼働。一定の速度で走行している状態でアクセルペダルを戻すと、エンジンが自動的に停止し、燃料の消費を抑えてくれる。

アウディA5のラインナップの中で40 TFSIは、ハイパフォーマンスと呼べるグレードではない。A5と並ぶクーペボディには、S5とRS5という高性能版もある。

それでも、2.0L 4気筒ターボを搭載する40 TFSIは190psと32.5kg-mを発生し、動的な不満は感じない。英国市場では、最も人気のグレードとなるだろう。

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