【気分は208ラリー?】布張りシートと鉄チン装備の廉価モデル プジョー『208』で価格引き下げ 欧州

公開 : 2025.05.19 06:45

プジョーは、小型ハッチバック『208』の新たなエントリーグレードを英国で発表しました。これまで2万4645ポンド(約470万円)だった車両価格を1万9995ポンド(約380万円)にまで引き下げています。

クルマ好きに嬉しい安価な6速MTモデル

プジョーは、英国で販売するコンパクトハッチバック『208』の新たなエントリーグレードを発表した。装備を簡素化し、価格を大幅に引き下げている。

この新グレードは『スタイル』と名付けられ、最高出力100psを発揮する1.2Lの3気筒ターボエンジンを搭載。6速マニュアル・トランスミッションを介して前輪を駆動する。

プジョー208スタイル
プジョー208スタイル    プジョー

上位モデルとの外観上の主な違いとしては、黒をアクセントとしたフロントグリルやスチールホイール(プラスチック製ホイールカバー付き)が挙げられる。

内装では、従来のファブリックと合成皮革の組み合わせではなく、オレンジのステッチが入ったブラック&グレーのファブリックシートを採用。それ以外の装備としては、他の208と同じ10インチのインフォテインメント・タッチスクリーンを搭載している。

プジョー208スタイルの英国価格は1万9995ポンド(約385万円)から。なお、これまで最も安価なグレードは2万4645ポンド(約475万円)だった。

これにより、208は英国市場において2万ポンド未満で購入可能な数少ない新車の1つとなった。同価格帯のモデルとしては、シトロエンC3(1万8305ポンド=約355万円)、ダチア・サンデロ(1万4715ポンド=約285万円)、ヴォグゾールコルサ(1万7975ポンド=約350万円)などがある。

納車は今夏から開始される予定。また今回、208ハイブリッドの最高出力も向上している。エントリーグレードは100psから109psへ、上位モデルは136psから145psへと強化された。

さらに、電動モデル『e-208』にはV2L(ビークル・トゥ・ロード)機能がオプションとして追加。51kWhバッテリー搭載車に400ポンド(約7万5000円)で設定され、装着すると車載バッテリーから外部機器への給電が可能になる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_
  • 編集

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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