【詳細データテスト】ホンダe 広い室内 街乗りは快適で楽しい 航続距離が最大の難点

公開 : 2020.09.06 07:20

購入と維持 ★★★★★☆☆☆☆☆

WLTPモードの航続距離は201kmで、車両価格は低排出ガス車両庁(OLEV)の3000ポンド(約42万円)助成を受けて2万9160ポンド(約408万円)。ひとによってこの金額をどう受け取るかは違うだろうが、それでもeアドバンスは割高に思える。

ルノー・ゾエの最上級グレードが385km走れて3万995ポンド(約434万円)、プジョーe-208GTが340kmで3万275ポンド(約424万円)。それらに比べると、航続距離でも実用性でも見劣りがする。

eの残価率は、新車購入から3年後までミニを上回る見込みだ。2年間に限れば、プジョーe-208も凌ぐだろう。
eの残価率は、新車購入から3年後までミニを上回る見込みだ。2年間に限れば、プジョーe-208も凌ぐだろう。    MAX EDLESTON

3万900ポンド(約433万円)のミニ・エレクトリックのトップグレードも、225~227kmの航続距離を謳う。ほぼ同程度だが、数値にはわずかながら差があるのだ。

テストでの平均電費が5km/kWhということは、eの現実的な航続距離は180km弱となるはずだ。ホイールサイズが小さく、スポーティでないタイヤを履いたベースグレードなら向上を見込めるが、そのマージンは10%程度だろう。

このクルマを真剣に検討するなら、ホンダの想定どおり、短距離コミューターとして使うことを受け入れなければならない。思い切って購入に踏み切れば、手に入るのは装備が充実し、スタイリッシュで、快適で、走りもおもしろく、造りのいいクルマだ。そこだけ取れば、採点に星をもうひとつ足してもいい。

しかし、市街地しか走らないのだとしても、航続距離の短さにフラストレーションを覚えることがあるだろうことは想像に難くない。

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