【アルファードに負けるも……】日産エルグランド、どんなひとが買っているのか 意外? 輸入車層が興味

2020.10.26

サマリー

日産エルグランドが2020年10月12日に2回目のマイナーチェンジを済ませました。日本のミニバンのなかで華々しい日々があったものの、今はトヨタ・アルファード全盛です。購入層も意外なことに異なりました。

もくじ

エルグランド、一躍大ヒット車種に
後発のアルファードの後塵を拝する
意外? 検討/購入するユーザーとは

エルグランド、一躍大ヒット車種に

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)

2020年10月12日に2回目のマイナーチェンジを果たした日産エルグランド。

前回のマイナーチェンジは2014年1月のことだったから、6年9か月ぶりのマイナーチェンジということになる。

日産エルグランド(2020年)。前回のマイナーチェンジは2014年1月。今回は6年9か月ぶり。
日産エルグランド(2020年)。前回のマイナーチェンジは2014年1月。今回は6年9か月ぶり。

そもそも3代目となる現行エルグランドのデビューは2010年8月のことだから、10年目という節目のタイミングでのマイナーチェンジということも言えるだろう。

振り返ってみれば、1997年5月に初代エルグランドが登場するまでのミニバンと言えば、人員輸送が第一。

ファミリーで使うことも考慮してシートアレンジなどは考えられていたものの、高級車というジャンルに入るものではなかった。

しかし、エルグランドは余裕の室内空間と動力性能、そして威風堂々としたフロントマスクを持っており、高級セダンに匹敵するモデルとして登場し、一躍大ヒット車種となったのだ。

なお、デビュー翌年には早くも後席スペースをVIP用に改造した4人乗り仕様の「ロイヤルライン」がオーテックジャパンからリリース。当時の日産自動車の社長車としても導入されていた。

このように、一躍大ヒット車種となったエルグランドではあったが、当然ライバルメーカーも指をくわえて見ているだけではなく、多くのフォロワーが後発されたのはご存知の通りである。

後発のアルファードの後塵を拝する

快進撃を続けるエルグランドに待ったをかけたのが、トヨタ アルファードだ。

エルグランドが2代目へとフルモデルチェンジを果たした2002年5月と全く同じタイミングで登場したアルファードは、後輪駆動レイアウトを採用したエルグランドに対し前輪駆動レイアウトを採用し、より広い室内空間を実現していた。

トヨタ・アルファードの内装。多くの日本人が思い描く「高級感」をうまく演出した内外装などを実現している。
トヨタ・アルファードの内装。多くの日本人が思い描く「高級感」をうまく演出した内外装などを実現している。    トヨタ

また日本専売車とすることで、多くの日本人が思い描く「高級感」をうまく演出した内外装などを実現。それにより一気にエルグランドの牙城に食い込むことに成功したのである。

2015年には現行型となる3代目へと進化を果たした現行型アルファードは、デビューから5年が経過した現在でもコンスタントに月5000台以上を販売する大人気車種となっている。

一方のエルグランドは2020年に入ってから月平均で300台弱の販売台数であり、アルファードに大きく水をあけられているのが現状だ。

今回のマイナーチェンジで先進安全装備の強化も図られたエルグランド。全車速追従機能付クルーズコントロールや、夜間の歩行者や自転車も検知する衝突被害軽減ブレーキなどが備わるアルファードが未だに一段上手と言わざるを得ない。

また日産得意の電動化技術もエルグランドに限っては投入されていないのが現状で、ハイブリッドも用意するアルファードに分があると言えるだろう。

では、一体エルグランドを検討、購入するユーザーは一体どんな層なのだろうか?

 

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