【ちょっと複雑な気持ち……】よ〜く見たら他車種のパーツ 部品流用していたクルマたち Zや86、ランボまで

公開 : 2020.11.13 05:50  更新 : 2021.10.13 12:19

意外と流用されがち? マツダの部品

マツダの部品流用として知られるのははやりロードスターだろうか。初代から3代目まで、フェンダーに備わるサイドウインカーは同じものが使用されているのだ。

ちなみにこのサイドウインカー、ロードスター以外にもいすゞ・ビークロスにも流用されている。

いすゞ・ビークロスには、オートザム・キャロルのヘッドライトユニットなどが使われていた。
いすゞ・ビークロスには、オートザム・キャロルのヘッドライトユニットなどが使われていた。    AUTOCAR英国編集部(上)/マツダ(下)

また、ビークロスには、ユーノス100のハイマウントストップランプやオートザム・キャロルのヘッドライトユニットなどが使われていた。

アストン マーティンとファミリアも

そして1994年に23年ぶりに「DB」の名前を冠したモデルとして登場した、アストンマーティンDB7にもマツダ車の部品が使用されている。

その1つがテールランプで、なんとファミリア・アスティナのものが使われているのである。

アストンマーティンDB7のテールランプはファミリア・アスティナのものが使われている。
アストンマーティンDB7のテールランプはファミリア・アスティナのものが使われている。    AUTOCAR英国編集部(上)/マツダ(下)

また、インナードアハンドルにはユーノスロードスターのものが使用されているのだが、どちらも巧みに融合しており、当該車種のオーナーでなければ気づかないほどだ。

そもそもベクターM12をご存知?

他にも90年代初頭にアメリカのベクター・モーターズ社が企画/設計をしたスーパーカー、ベクターM12には、ユーノスロードスターのフロントコンビランプが使用されていた。

奇しくも同車は前述のZ32ヘッドライトを使用していたランボルギーニディアブロのエンジンを搭載したが、予想以上に需要が下回る。

ベクター・モーターズ社が企画/設計をしたスーパーカー、ベクターM12には、ユーノスロードスターのフロントコンビランプが使用されていた。
ベクター・モーターズ社が企画/設計をしたスーパーカー、ベクターM12には、ユーノスロードスターのフロントコンビランプが使用されていた。    RM Sotheby’s(上)/マツダ(下)

わずか18台が(うち4台はレーシングカーのベース)デリバリーされるにとどまった幻のスーパーカーと言われている。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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