【新型日産ノート】ライバル戦力図どう変える? 戦々恐々のフィット プリウス顧客まで狙うか ノートSUVは

公開 : 2020.11.26 05:50  更新 : 2021.01.28 18:21

新型日産ノートが登場。大きく注目をあつめています。日産ノートがライバルとの戦力図をどう変えるか。ホンダ・フィット/アクア/プリウスを絡めて考えます。

小さくなった! 新型日産ノート

text:Kenji Momota(桃田健史)

「欧州車みたいだ」

新型「ノート」の実車を目の前にして、最初にそう思った。

新型日産ノートは、先代ノートと比べると、明らかに「(日産としての)時代が変わった」と思えるような、デザインとして大きな前進。
新型日産ノートは、先代ノートと比べると、明らかに「(日産としての)時代が変わった」と思えるような、デザインとして大きな前進。    日産

日産との関係では当然、ルノーっぽいと言いたいところだが、パッと見ではプジョーっぽさもあるように感じる。

次に芽生えたのは、「(価格が)高そう」という素直な気持ち。

先代ノートと比べると、明らかに「(日産としての)時代が変わった」と思えるような、デザインとして大きな前進だ。

さらに、スペック(諸元)を見て驚いた。

なんと、かなり小さくなったのだ。

ボディ寸法は、全長4045mm×全幅1695mm×全高1520mm、ホイールベースが2580mm。

先代ノートと比べて、全幅と全高をそのままに、全長では55mmも短い。また、ホイールベースも20mm短くなっている。

なぜここまで一気に小さくなった?

基本的には、日産としてのコンセプトを統一したことが大きい。

第二プロダクトデザイン部・プログラムデザインダイレクターの入江慎一郎氏は、「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」という言葉を強調する。

これは、日産の次世代電動化技術の象徴であり、日産ブランド全体をこれからけん引する「アリア」と一貫性を持った新しい日産のデザインだ。

また、実車を見ながら日産関係者と話しながら「先代はちょっと大き過ぎた」という素直な声も聞かれた。

確かに、コンパクトカーとしてはちょっと大きかった……。

競合と比べてわかるノートの立ち位置

新型ノートに乗り込んでみる。

すると、先代ノートとは明らかに車内空間の雰囲気が違う。

日産ノート(2020年)の室内空間。
日産ノート(2020年)の室内空間。    日産

単純な空間の広さから、引き締まった空間へ。

全長マイナス55mmは、ネガティブな要因ではなく、ノートそのものをプラットフォーム(車体)から完全に作り直すうえで、必然だったように思う。

さらに、当然のことだが、ライバルたちとの関係性も考慮した上で、商品企画が進んだ。

日産関係者に再確認したが「ノートは『日本市場専用』のコンパクトカー」である。

ライバルは当然、トヨタヤリスホンダフィットマツダ2スズキスイフトなどとなるが、ハイブリッドを含む電動車という観点では、ヤリス、フィット、そしてアクアとなる。

その上で、改めて新型ノートの寸法を見ると、全長ではヤリスより105mm長くアクアより5mm短く、全幅は全車1695mmと同値で、全高では全車のなかで最も高い。

つまり、先代ノートの全長4100mmは、日本市場向けコンパクトカーとして「大き過ぎた」のかもしれない。

ただし、繰り返すが、全長の縮小はあくまでも、プラットフォーム(車体)刷新が基軸にあり、そこに次世代日産のデザインテイストを盛り込んだ結果である。

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