【お手頃な高性能クーペ】日産フェアレディZ(350Z) 英国版中古車ガイド オイル管理に注意

公開 : 2021.02.25 08:25  更新 : 2021.07.12 18:45

低予算でエキサイティングなクーペを探すなら、Z33型のフェアレディZ(350Z)ほど適したモデルはないと、英国編集部は評価します。

評判のいい3.5L V6エンジンにクーペボディ

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translation:KENJI Nakajima(中嶋健治)

 
手頃な中古のスポーツカーを選ぶなら、マツダMX-5(ロードスター)が近年の定番。使いやすさと信頼性、悪くない見た目を兼ね備え、運転にこだわりのあるドライバーも納得できる動的性能が得られる。

そこへ選択肢として加えたいのが、日産フェアレディZ、Z33型と呼ばれる350Zだ。生産開始から12年が経つ後継モデルの370Zとスタイリングや構造は似ていて、走行性能も十分に高い。

日産350Z(フェアレディZ/英国仕様/2002〜2008年)
日産350Z(フェアレディZ/英国仕様/2002〜2008年)

しかも、ネオ・クラシックとして味わいを深めつつある。運転好きの自動車ファンの支持を集め、再び価格が上昇し始める日も遠くはないかもしれない。

350Zの特長を確認していこう。まず第1に挙げられるのが、フロントに搭載されるエンジン。3.5L V6ユニットは、ターボチャージャーが介することのない自然吸気。過去20年間でも、高性能エンジンとして高い評価を得ているものだ。

最高出力は当初280psでスタートしているが、2006年に欧州仕様では300psまでパワーアップ。信頼性は高く、定期的な手入れさえ怠らなければ余裕で16万kmは使える。故障も少ない。

350Zはインテリアも良かった。爽やかささえ感じるシンプルさと、高級感を漂わせる雰囲気は高く評価されてきた。

エントリーグレードはラグジュアリーといいにくいものの、上級グレードになればクルーズコントロールや電動シート、レーザー内装などが付いてくる。ずっと年式が新しいクルマと比較しても、内容で劣ることはない。

ロードスターならさらに安価

若干タイトなクーペの車内が苦手なら、コンバーチブルのロードスターも選べる。ボディ剛性を確保するため、車重はクーペに150kgが上乗せされているが、動的性能や乗り心地に大きな違いはない。

ロードスターの強みとなるのが、同等条件のクーペと比べて英国では流通価格が安いこと。その理由は複数あるが、利便性や狭くなる荷室なども影響しているだろう。

日産350Z(フェアレディZ/英国仕様/2002〜2008年)
日産350Z(フェアレディZ/英国仕様/2002〜2008年)

特別な350Zを探しているなら、欧州ではGT4と呼ばれるモデルが狙い目。当時のプレイステーションのゲーム、グランツーリスモ4に収録されていたことから、こう呼ばれるようになった。

フェアレディZ誕生35周年を記念したクルマで、イエローかブラックの専用ボディカラーが目印。英国へ輸入されたのは、わずかに176台。状態が良ければ、1万5000ポンド(216万円)くらいの値段は避けられない。ゲームの中なら乗り放題だが。

Z33型は手頃な価格と優れた性能から、チューニングショップにも重宝がられた。中古車として高い値段が付いているのは純正状態のもの。中古車市場には、ボディキットを装着した派手なZも少なくない。

チューニングされたクルマが良ければ、ラッキーかもしれない。ただし、アフターマーケット製部品の質には注意したいところ。限度を超えた走りを興じられていないかどうかも、しっかり確認した方が良いだろう。

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