【インポートカー】2月の登録台数、明暗分かれる BMWアルピナは前年比2倍に

公開 : 2021.03.18 11:45  更新 : 2021.10.11 09:41

2月 輸入車トップ10は?

緊急事態宣言下となった2月は、全ブランドの合計登録台数は前年同月比で微減したが、それでも今年1月に比べると121%と増加した形になる。

こうしたなかで、メルセデス・ベンツは72か月連続首位記録を樹立。新型Sクラスを含め3930台を登録し、前年同月比で91.6%と前月より3.9ポイント回復した。

新型ゴルフの予約受付けをはじめたフォルクスワーゲン日本法人。3月には改良新型パサート・ヴァリアント(写真)の日本披露も行い、巻き返しが期待される。
新型ゴルフの予約受付けをはじめたフォルクスワーゲン日本法人。3月には改良新型パサート・ヴァリアント(写真)の日本披露も行い、巻き返しが期待される。

2位には1、2、3シリーズが好調なBMWが3094台(同113.6%)と、前月に比べ1094台を上積みするとともに、1月からの前年比増を維持。

3位はフォルクスワーゲンで、2244台(同57.8%)と苦戦。Tクロスが輸入車SUVトップの販売台数で頑張るが、ゴルフの落ち込みを補うまでには至っていない。

新型ゴルフはすでに1か月で1000台の受注を集め、Tクロスも3月からカタログモデルが販売されたので、もうしばらくの辛抱か。

4位は改良新型A4/A3/Q2が好調なアウディで、1833台(同101.4%)と好調を維持。

5位には定位置となった感のあるBMWミニが1691台(同114.6%)と今月も前年超えを記録し、6位にはボルボが1261台(同90.5%)で前月より約1割台数を伸ばした。

7位はジープが1092台(同110.6%)で奪取し、8位は同じステランティス・グループのプジョーが1040台(同145.9%)と今月も好調だ。

9位は新型ルーテシアが人気のルノーが723台(同139.0%)と大きく伸びて浮上。10位には勢いを取り戻したポルシェが691台(同126.1%)で続いた。

10位以下でもフィアットが449台(同107.4%)、シトロエンが363台(同118.6%)、アルファ・ロメオが172台(同147.0%)、DSが60台(同139.5%)とステランティス軍団が今月も元気だ。

このほか、マセラティが70台(同127.3%)、ロータスは25台(同178.6%)を記録し、趣味性の高いクルマ達が今月も前年超えを記録した。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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