【今年はコロナに打ち勝ち開催へ】戦前車も参加、ラヴォイタ・オープン戦

公開 : 2021.05.02 18:45  更新 : 2021.10.11 10:57

最速はジュリア・スーパーを駆る久保選手が

「ラヴォイタ」オープン戦は、年式、排気量、チューニングも関係なく争われるのが特徴である。戦前車から21世紀のクルマまでが一堂に競うイベントはここだけといえる。

表彰式では全ての参加者にトロフィが贈られるというアットホームさも「ラヴォイタ・オープン戦」の優しさだ。それだけに一度参加すると嵌ってしまう方が多いという。

すべてのアタック終了後に表彰式が行われ、その後参加全員揃って記念撮影を行った。
すべてのアタック終了後に表彰式が行われ、その後参加全員揃って記念撮影を行った。    クラブマザーヘッド

今回の結果は、初参戦となる国江選手のオースチン・ヒーレーがいきなり2位を勝ち取るという展開に。久保選手(アルファ・ロメオ・ジュリア・スーパー)は、前回優勝のアルファ・ロメオ145を駆る永野選手を破り総合優勝を果たした。

旧車が最新モデルを打ち破るのもラヴォイタの面白いところ。全体的に接戦で1位から5位までが1秒以内の差で続き、このほかにも僅差の静かな闘いが繰り広げられた。

タイムアタック終了後に表彰式が行われ、それぞれの素晴らしい走りを称えた。最後に参加全員揃って記念撮影を行ったのち、名残惜しい中お開きとなった。

次回のラヴォイタは、10月下旬に1975年までのクラッシック・モデル限定で開催が予定されている。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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