【ウルス、RS Q8に挑戦状】ポルシェ・カイエン・ターボ・クーペ 今夏発表予定 最高出力640ps

公開 : 2021.05.21 21:05  更新 : 2022.06.22 14:31

加速力も申し分なし?

エンジンの詳細はまだ明らかにされていないが、英AUTOCAR編集部はチタン製のエグゾーストシステムと新しいエンジン・マネージメント・ソフトウェアの採用を確認している。

性能の向上に伴い、8速トランスミッションと4輪駆動システムのソフトウェアを変更し、よりリアバイアスの強いパワー配分となった。また、電子制御式のディファレンシャルは、トルクベクタリングとロックアップ機能が強化されている。

カイエン・ターボ・クーペのプロトタイプ
カイエン・ターボ・クーペのプロトタイプ    ポルシェ

「新モデルのコンセプトは、カイエンGTSの持つ高いエンゲージメントと総合的なダイナミック性能に、さらなるパフォーマンスの可能性を組み合わせることです」と、レッシャーは述べている。

現段階ではパフォーマンスに関する公式発表はないが、最近のテストにより、0-100km/h加速のタイムがアウディRS Q8の3.8秒とランボルギーニウルスの3.6秒の中間に当たると言われている。最高速度は300km/hに制限されている。

標準装備の22インチ鍛造アルミホイールには、カイエンに採用されているタイヤの中で最も大きいフロント285/35 ZR22、リア315/30 ZR22が装着されている。トレッド幅もわずかに拡大し、フロントアクスルのネガティブキャンバー角が増加している。

また、アダプティブ・エア・サスペンションの車高をわずかに下げ、ダンパーレートをより硬くしている。さらに、電動油圧式のアクティブ・ロール・スタビライザー・システムとステアリング(ポルシェ・パワー・ステアリング・プラスの後輪操舵システムを採用)のチューニングに重点を置いたダイナミックな変更が加えられている。ブレーキには、標準モデルでオプション設定されているセラミック・コンポジット製のディスクとキャリパーが採用されている。

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