【ワイルドカード:初代ディフェンダー】理想の3台を選出 AUTOCAR読者投票アワード2021(3)

公開 : 2021.06.13 13:45

英国AUTOCARの読者が選ぶ、理想のクルマ3台。選出された何より楽しい1台、日常的に乗りたい1台、ワイルドカードの1台を、順にご紹介します。

クルマでの素晴らしい楽しみ方

text:James Attwood(ジェームス・アトウッド)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
ここまで、2021年のリーダーズ・チャンピオン(読者投票)・アワードとして、何より楽しいクルマ1台と、普段使いのクルマ1台が選ばれた。アルピーヌA110と、8代目フォルクスワーゲン・ゴルフGTIだ。

この2台があれば3台目が必要か、疑問を感じてしまう。でもクルマには、選出の2台ではカバーできない素晴らしい楽しみ方がある。手強いオフロードに立ち向かったり、ボンネットを開けて部品を交換してみたり、特定の趣味の道具を運んだり。

初代ランドローバー・ディフェンダー90(英国仕様)
初代ランドローバー・ディフェンダー90(英国仕様)

そこでガレージの3台目に設定したのが、ワイルドカード。新車でも中古車でも、好きなクルマを収められる余地を残した。お気に入りの個性派スター選手を選べるように。ただし、かけられるコストは2万ポンド(308万円)くらいまで。

当然のことながら、このカテゴリーに投票された車種は一番多岐に渡った。その中で強い説得力を備えていたのが、先代のランドローバー・ディフェンダーだった。

使い込まれたレストアが必要なディフェンダーから、軍用目的に使われた90 ウルフの払い下げまで、ここでは一括して初代ディフェンダーにまとめている。英国なら、2万ポンド(308万円)あれば幅広いディフェンダーが選べる。

今回はアワードの撮影用に、英国編集部の1人、マット・プライヤーが所有するディフェンダー90 Td5 XSに登場してもらった。彼は2005年に1万2000ポンドで購入したというが、現在でも似たような価格で取引されている。

優れた実力を持ち、お互いに補完し合う3台

設定金額よりかなり手頃だから、仮にゴルフGTIの値引き交渉がうまくいかなくても、予算が工面できる。無事に3台を理想のガレージに並べられる。

マット・プライヤーの乗り方は、ディフェンダーがワイルドカードとして適した1台だということを物語っている。彼は沢山の荷物を運んだり、乗馬用のトレーラーを牽引したり、緑の大地を走らせたり、使い込んでいる。

初代ランドローバー・ディフェンダー90(英国仕様)
初代ランドローバー・ディフェンダー90(英国仕様)

日常的に運転し、週末にはガレージに揃えた道具で整備もしている。A110やゴルフでは想像できない自動車の楽しみ方を、ディフェンダーなら実現できる。

リーダーズ・チャンピオン(読者投票)・アワードのワイルドカードは、初代ランドローバー・ディフェンダーだ。

今回選ばれた3台は、理想のガレージとしての本質を見事に突いているといえる。通常、現実的に所有できるクルマは1台だから、この3台からどれかを選びたいと考えるだろう。だが、今回は特に選びにくい。

それぞれが優れた実力を持ち、お互いを補完し合っている。究極の3台といえるガレージを完成させていると思う。

10万ポンド(1540万円)の予算を投じられるなら、この3台でクルマへの欲求と必要性を満たすことができるだろう。もっとも、お金の準備ができたとしても、3台分の駐車スペースを確保しなければならないけれど。

最後に、それぞれに投票されたクルマをご紹介してみたい。

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