【8代目の1L 気になるのはむしろこっち?】フォルクスワーゲン・ゴルフ8 1.0 eTSIアクティブ試乗

公開 : 2021.06.15 11:40  更新 : 2021.06.15 11:42

フォルクスワーゲン・ゴルフ8 1.0 eTSIアクティブ試乗記。1.0Lゴルフは本邦初。力は足りるのか検証。

本邦初 気になる「リッター・ゴルフ」

text:Takuo Yoshida(吉田拓生)
photo:Keigo Yamamoto(山本佳吾)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

1.5L版のゴルフに試乗した際の印象を「未来感に溢れる」と記した。おそらく1Lモデルでも似たような印象に落ち着くはずだ。

それでも実際に8代目ゴルフの購入を考えている人にとっては、1Lモデルの仕上がりの方が気になるはず。なにしろ1Lのゴルフは日本初導入なのである。

フォルクスワーゲン・ゴルフ8 1.0 eTS。トリムレベルは「Iアクティブ」
フォルクスワーゲン・ゴルフ8 1.0 eTS。トリムレベルは「Iアクティブ」    山本佳吾

ヨーロッパでは先代モデルにも999cc、110psという今回と同スペックのエンジンを搭載したモデルが存在していた。

その車重は新型より100kgほど軽いのだが、今回はベルト駆動式スタータージェネレーターによるマイルドハイブリッドシステムが付いている。

Rラインは専用のエクステリアでそれとわかるが、スタイルとアクティブの識別はオプション等の絡みもあって難しい。

スタイルはフロントフェンダーにエンブレムが掲げられている。いっぽう1Lモデルのアクティブとアクティブベーシックにはエンブレムがない。

中身の違いはエンジンの気筒数だけではない。1.5Lモデルがマルチリンクのリアサスを装備しているのに対し、1Lモデルはシンプルなトーションビーム式のトレーリングアームとなる。

タイヤも1.5Lは17インチだが1Lは16インチが装着されている。この他、ステアリングやシートのヒーター類、シート、ヘッドランプ等々が細かく装備が異なり、スタイルとアクティブの間には58万円、2割ほどの価格差が存在している。

自転車で下る坂道の気持ちよさ(?)

1Lと聞いて、最も気になるのはパワー感だろう。

グンッとは来ないが、街中のスタートでは全く不満はなかった。気筒数の少なさによる粗さも感じられない。1.5Lモデルと同じく、小排気量ターボ・エンジンの弱点を、モーターが見事に埋めている感じがする。

フォルクスワーゲン・ゴルフ8の1Lモデルで高速道路をドライブしていて最も印象的だったのはコースティングの気持ちよさだったと筆者。
フォルクスワーゲン・ゴルフ8の1Lモデルで高速道路をドライブしていて最も印象的だったのはコースティングの気持ちよさだったと筆者。    山本佳吾

48Vのマイルドハイブリッドは排気量が小さくなるほど効果が大きくなるはず。13psのパワーと6.3kg-mのトルクを必要なタイミングで投入できるからだ。

かつては廉価版だった1Lエンジンが、マイルドハイブリッドのアシストと時代の変化により存在感を増した?

先代のヨーロッパ仕様に存在した電力アシストなしの1Lエンジンを体験できていないので、はっきりしたことは言えないのだが……。

高速道路でもゴルフらしいスピードの乗りは体感できた。リアを沈めて加速する感じではないが、シャシーの軽さと相まっていつの間にかスピードが高まっている。

追い越し加速をする場合には3気筒らしいカシャカシャと軽めのノイズが室内に入り込んでくるが、デメリットと言えばそれくらいだ。

1Lのゴルフ・アクティブで高速道路をドライブしていて最も印象的だったのはコースティングの気持ちよさだった。

スロットルをオフするとヒョイッと容易にエンジンが停止し、自転車で坂道を下るときのように速度がスゥーっと伸びる。

復帰もベルト式スターター(BSG)のおかげで感知できないほどシームレス。運転の仕方でコースティングの介入をコントロールできる楽しさもある。

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