【話題】五輪 過酷な自転車競技に特殊カローラ・ツーリング 「かっこいい」の声

公開 : 2021.07.27 11:40  更新 : 2021.07.27 14:30

東京オリンピック2020自転車競技・ロードレースでトヨタ・カローラ・ツーリングが走行。SNSなどで話題に。

234(男子)/137(女子)km 過酷なレース

text:Kumiko Kato(加藤久美子)
photo:Hiroto Kato(加藤博人)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

東京オリンピック2020自転車競技「ロードレース」は、東京・武蔵野森公園(調布市)をスタートして、富士スピードウェイをゴールとしている。

静岡県公式サイトの説明では、男子のレース距離は約234km、獲得標高は約4865m、最高到達点約1451m(静岡県裾野市須山)。女子のレース距離は約137km、獲得標高は約2692m、最高到達点約1121m(山梨県南都留郡山中湖村)と公表されている。※獲得標高とは累積標高差のことでスタートからゴールまでの上った高さの総計のこと。

青いカローラ・ツーリングは「Neutral Service」(ニュートラル・サービス)と呼ばれるもの。ニュートラル=中立の立場でサポートをおこなう。
青いカローラ・ツーリングは「Neutral Service」(ニュートラル・サービス)と呼ばれるもの。ニュートラル=中立の立場でサポートをおこなう。    加藤博人

五輪自転車競技として史上最高に過酷なコースと評されるレースに、特別チューニングが施された「カローラ・ツーリング」が投入されているのをご存知だろうか?

各国のサポートカーとして、また国やチームに関係なく中立な「ニュートラルサポート」をおこなう車両としても大活躍しているのだ。

24日の男子ロードレースは、カローラ・ツーリングの雄姿が動画や写真でSNSに多数アップされている。

クルマ好きの間では「デザインがカッコいい!」「めちゃコーナー攻めてる!」などなど、自転車以上の? 盛り上がりになっている。

なお、25日女子のロードレースでは、強豪国として知られるオランダチームが他国チームにカローラ同士で追突する事故も発生してしまったが、バンパーがへこんだ程度でクルマの傷を確認したあとに即座にサポートに復帰した模様。

ロードレースに合わせて各国のサポートカーが集団になってかなり接近して追走する形をとるため、このような事故が起こるのも致し方ないかもしれない。

後ろに控える青いニュートラルサポート

ワクチン接種済みの筆者は25日、自転車ロードレースをサポートするカローラ・ツーリングの雄姿を撮影すべく東京都稲城市のコース沿線に出かけてみた。

競技の先頭を走る白バイや警察車両が過ぎたあと、メディア車両が数台通過し、自転車が集団で登場。スタートから10kmはパレードランとなり、筆者が見学したのはそのパレードランが終わって競技が開始されて間もないエリア。まだほとんど大きな差はついていない。

最初に姿を見せたのは「コントロールカー」であるオフィシャルのカローラ・ツーリング。
最初に姿を見せたのは「コントロールカー」であるオフィシャルのカローラ・ツーリング。    加藤博人

そして自転車集団のすぐあとをカローラ・ツーリングが走って来た。最初に姿を見せたのは「コントロールカー」であるオフィシャルのカローラ・ツーリング。

その後ろから青いカローラ・ツーリングが2台走って来た。鮮やかなブルーが印象的だ。

この青いカローラ・ツーリングは「Neutral Service」(ニュートラル・サービス)と呼ばれるもので、特定の国やチームを対象にしたサポートではなく、ニュートラル=中立の立場でサポートをおこなう。

オフィシャルのあとについてレース中に発生する選手の機材トラブルなどに対応し、ルーフに搭載した代替機材を提供してレースを続行させる役目を担っている。(チームのサポートカーが離れた場所にいる場合やサポートカーを持たないチームをサポートする目的もある)

ルーフキャリアに載っている代替機材の自転車には「SHIMANO」の文字。シマノはスポーツ自転車部品の世界最大手企業で1921年に島野鐵工所として創業いらい、今年でちょうど100周年となる。釣り具ブランドとしてもおなじみだ。

シマノはツール・ド・フランスを含む、欧州で開催される400以上の自転車レース競技をサポートしており、東京2020でもシマノカラーの青いニュートラルサポートカーが大活躍しているのだ。

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