【打倒ムーヴ・キャンバス?】ワゴンRスマイル いまスライドドア仕様を追加したワケ

公開 : 2021.08.28 05:45  更新 : 2021.10.12 08:47

軽トールワゴン首位への返り咲き狙う

そんな2台の、最大の違いはパワートレインと価格である。

ガソリンエンジンのみをラインナップするムーヴ・キャンバスは、エントリーモデルである「X メイクアップリミテッドSA III/2WD」でも150万7000円(消費税込)の設定となっていることに対し、ワゴンRスマイルのエントリーモデル「G/2WD」は129万6900円(消費税込)と、現行のワゴンRからの大幅な価格の上昇は見られない。

スズキ・ワゴンRスマイル
スズキ・ワゴンRスマイル    スズキ

さらに、ワゴンRスマイルにはマイルドハイブリッド搭載モデルも用意されていて、「ハイブリッドS 2WD/CVT」価格は147万2900円(消費税込)からと比較的安価な設定となっているのだ。

元々、使い勝手の良さには定評のあるワゴンR。

使い勝手をさらに向上させるファッショナブルな両側スライドドア仕様が追加され、低燃費、低価格とくれば、軽トールワゴン販売台数トップの座に返り咲く日もそう遠くないのでははいだろうか。

新たな軽トールワゴンのスライドドア仕様が、軽自動車市場にどのように受け入れられるのか、楽しみである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    先川知香

    Chika Sakikawa

    ツインリンクもてぎで見たMotoGPの一糸乱れぬコーナリングを見て、バイクでのサーキット走行に興味を持ち、モータースポーツの世界へ。乗り物を操作する事の楽しさに目覚め、モータージャーナリストに。愛車はトヨタ86/カワサキZ400/GASGAS TX200。大型自動二輪免許に加え、暇だったという理由で大型一種免許を取得した。
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

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