超希少モデル 新型BMW 3.0 CSLオマージュ 「バットモービル」50周年記念特別車 予告

公開 : 2022.06.29 06:05

BMWは、1973年の3.0 CSL、通称「バットモービル」へのオマージュとなる超限定モデルを予告しました。ベースはM4と思われます。

3.0 CSLの50周年記念モデル

BMW Mは、1973年の3.0 CSLにオマージュを捧げる、限定生産の50周年記念モデル「3.0 CSLオマージュ」の発売を予告した。

詳細はまだほとんどわかっていないが、デザインはBMW Mのフランク・ヴァン・ミールCEOによってSNS上で明らかにされた。

BMW 3.0 CSLオマージュの予告画像
BMW 3.0 CSLオマージュの予告画像    BMW

現行のBMW M4クーペをベースに、独自のボディとスタイリングを施した特別仕様車となる。フロントエンドを一新し、キドニーグリルは標準のM4よりも大幅に小さくなっている。ボンネットも新しくなり、ヘッドライトはM3のものを採用。フェンダーはオリジナルの3.0 CSL、通称「バットモービル」を模したものに変更されている。

リアエンドもデザインを改め、バンパーやトランクが変更されている。大型のリアスポイラーと4本出しマフラー、そしてバットモービルにも採用されたルーフ上のエアロフォイルを装備している。

生産台数は超限定的?

さらなる詳細についてはもう少し待たなければならないが、ボディラッピングに見られる「6MT FTW」の文字から、このモデルに6速マニュアル・トランスミッションが搭載されることは明らかだ。

AUTOCARの取材に対し、BMW Mは、3.0 CSLオマージュの正式な公開日、技術仕様、価格に関する情報を一切明らかにしなかった。ただ、限定的に販売されることは確かで、ラッピングの「we like it rare(レアなものが好き)」の文言がその希少性を示唆している。

BMW 3.0 CSLオマージュの予告画像
BMW 3.0 CSLオマージュの予告画像    BMW

2015年の3.0 CSLオマージュRでは、BMW Mのレーシング・カラースキームが採用されたほか、ドライバーに情報を表示できるレーシングスーツが用意された。また、サーキットやレース中のポジションなどの情報を表示できるミニマルなステアリングホイール・ディスプレイ、消火器なども備えていた。

ただし、このクルマはオリジナルのバットモービルを再現したワンオフモデルと説明され、顧客向けに生産されることはなかった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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