またまたNボックス超え ヤリス・シリーズが1.8万台を記録 2022年7月の販売台数ランキング

公開 : 2022.08.05 05:45

軽のトップ10 ムーヴ・シリーズが2位

7月の軽自動車ランキングは、ホンダNボックスが前年同月比0.7%増(1万7105台)を売り上げて、2か月連続での首位につく。

続く第2位には、7月13日に新型のキャンバスを発売したものの生産ラインの一時稼働停止が響いて同3.4%減(8673台)にとどまったダイハツ・ムーヴが1ランクアップで位置。

近年のダイハツ・ムーヴの好調を支えた「ムーヴ・キャンバス」がフルモデルチェンジ。スーパーハイトワゴンとは異なる軽のスライドドア・モデル。同じマーケットを争う、スズキ・ワゴンRスマイルとの戦いは注目だ。
近年のダイハツ・ムーヴの好調を支えた「ムーヴ・キャンバス」がフルモデルチェンジ。スーパーハイトワゴンとは異なる軽のスライドドア・モデル。同じマーケットを争う、スズキワゴンRスマイルとの戦いは注目だ。    AUTOCAR

第3位には、同22.7%減(8485台)と苦戦したスズキ・スペーシアが、1ランクダウンで入った。

2022年7月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報

1位 ホンダNボックス:1万7105台
2位 ダイハツ・ムーヴ:8673台
3位 スズキ・スペーシア:8485台
4位 スズキ・ワゴンR:6767台
5位 ダイハツタント:6485台
6位 日産ルークス:6197台
7位 ダイハツ・タフト:5576台
8位 スズキ・ハスラー:5361台
9位 スズキ・アルト:5106台
10位 日産デイズ:3834台

注目モデルの成績に触れていこう。

サクラeKクロスEVは何台?

本年6月に発売した軽EVの日産サクラは3319台、三菱eKクロスEVは552台の販売を記録。

また、7月に一部仕様変更を図ったスズキ・ジムニーは前年同月比104.7%増(3323台)を成し遂げて第12位にランクインする。

電気自動車は市民権を得られるのか? 日産サクラ、三菱eKクロスEVは、日本市場における電気自動車の本格的な普及に向けてキーとなる軽カテゴリーのEV。発売直後の出足は悪くないが、半年後、1年後まで動向を見守りたいところ。
電気自動車は市民権を得られるのか? 日産サクラ、三菱eKクロスEVは、日本市場における電気自動車の本格的な普及に向けてキーとなる軽カテゴリーのEV。発売直後の出足は悪くないが、半年後、1年後まで動向を見守りたいところ。    宮澤佳久

一方、ホンダS660の生産終了によって軽自動車唯一の2シータースポーツとなったダイハツ・コペンは同10.8%増の380台、兄弟車のトヨタ・コペンは同55.1%増の166台を達成。

また、昨年12月より全ての法人や個人ユーザーも対象にして販売を開始したトヨタC+podは、同267.6%増(136台)を売り上げた。

さらに、商用車のカテゴリーでは昨年12月に全面改良を実施したダイハツ・ハイゼットカーゴが同24.5%増の8238台を販売している。

登録車と軽を合わせると?

なお、登録車と軽自動車を合わせた7月の車名別ランキングのトップ5は、トヨタ・ヤリスが2か月ぶりの首位に立つ。

以降はホンダNボックス、トヨタ・カローラ、ダイハツ・ムーヴ、スズキ・スペーシアの順で並ぶ。

1万台を超えたのはトップ3のみで、以降は9000台未満。生産調整による需給ギャップは、依然として続いている。

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