2代目で盤石化 新型キア・ニロ・ハイブリッドへ試乗 C-HRやHR-Vとしのぎを削る 前編

公開 : 2022.09.28 08:25

飛躍したインテリア 大きな荷室容量

今回のモデルチェンジでインテリアも飛躍した。2面のモニターがダッシュボード上で存在感を示し、全体的な面構成もシャープ。ツインスポーク・ステアリングホイールは、EV6との結びつきを感じる特徴となっている。

サイズの拡大で、車内空間にもゆとりが生まれている。リアシートは大人にも不満のない広さがあり、荷室は451Lと使える容量がある。ハイブリッド用バッテリーが空間を侵食しているが、C-HRやHR-Vよりも大きい。

キア・ニロ・ハイブリッド(英国仕様)
キア・ニロ・ハイブリッド(英国仕様)

内装のデザインは美しいと筆者は思う。EV6ではプラスティック製パネルが多すぎる印象だが、手頃な価格のニロの場合は雰囲気に合っている。

新しいテクスチャーも採用しており、特に石目調のパネルは新鮮。ブラック一辺倒ではない配色も良い。トップグレードを選択すると、真鍮のようなトリムも施される。

シートや天井の内張りには、リサイクル素材が用いられている。レザーはオプションでも用意されないそうだ。

大きなモニターを獲得した一方で、実際に押せるハードボタンが残されているのは好印象。エアコンとインフォテインメントで共有するショートカットキーは、利便性に優れるとまではいえないものの、より悪い他社の例もゼロではない。

フロントシートは座り心地が良く、適度に身体をサポートしてくれる。座面は高めでSUVライク。高身長のドライバーは、ステアリングホイールの調整域が足りなく感じるかもしれない。

インフォテインメント・システムはキアのオリジナル。操作性は良好で、有線でスマートフォンとのミラーリングに対応する。

この続きは後編にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

2代目で盤石化 新型キア・ニロ・ハイブリッドへ試乗 C-HRやHR-Vとしのぎを削るの前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事