BMW 3シリーズ 改良新型、英国発売 キリッとしたニューフェイスに

公開 : 2022.09.13 18:05

BMW 3シリーズの改良新型が英国で発売されました。デザイン変更により表情を大きく改めています。2025年まではこの姿で販売が続けられ、その後次世代EVに置き換わる見通し。英国価格はおよそ630万円から。

表情一新 3シリーズ改良

現行世代のデビューから3年を迎えたBMW 3シリーズの改良新型が、英国で発売された。価格は3万7805ポンド(約630万円)からとなっている。

BMWの世界販売の14%を占めるG20型3シリーズは、2025年頃までこの新しい姿で販売され、その後、次世代EVセダンに切り替わる見通し。

BMW 3シリーズ
BMW 3シリーズ    BMW

今のところ、欧州向けの改良新型ではパワートレイン等に大きな変更はない。純ガソリン、ディーゼルの48Vマイルドハイブリッド、ガソリンのプラグインハイブリッドが用意されている。出力はエントリーモデルの320iで185ps、上位のM340iで374psまで。四輪駆動もオプションで選択可能。従来のエントリーモデルである318iと318dは販売を終了している。

スタイリングとしては、これまでと異なる新しいフロントエンドを採用しており、L字型のデイタイム・ランニングライト、スリムなLEDヘッドライト、新形状のグリル、グロスブラックのブレーキ冷却口などを備えている。

「洗練」された外観を目指し、リアエンドでもバンパーの形状を改めたほか、トリムのカラーリングも変更されている。

内装も大幅変更 機能性向上図る

Mスポーツモデルは、フロントバンパー下部の六角形エアインテークと大型リアディフューザーを装備。また、最大径20インチの専用ホイール、大型リアスポイラー(セダン用)など、新しいオプションも用意された。

インテリアには、EVのiXでデビューした新しいインストゥルメントパネルを採用。12.3インチのデジタルメーターと、14.9インチのインフォテインメント・スクリーンが装備される。

BMW 3シリーズ
BMW 3シリーズ    BMW

車載システムも、スマートフォンのワイヤレス・ミラーリング機能、先進のリアルタイム・マッピング、駐車場検索、音声コントロール、無線アップデートなど、機能性の向上を図っている。

インテリアデザインは全体的に見直され、中央のエアコン吹き出し口はスリムになり、センターコンソールには新しいタッチセンサー式ボタンが配置された。8速ATのシフターデザインも変更され、シフトパドル付きステアリングホイールが全モデルで標準装備となった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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