車上荒らしを見逃すな 駐車監視機能付きドライブレコーダー4選 年末年始の帰省・冬休みは要注意!

公開 : 2022.12.30 20:45  更新 : 2023.11.24 14:17

愛車のまわりを不審者がウロウロ。捕まらない当て逃げ犯。近年、ドライブレコーダーの駐車監視機能が注目されています。最新モデルを4つご紹介しましょう。

ドラレコの「駐車監視機能」とは

ドライブレコーダーは事故・交通トラブルのためだけに活躍するアイテムではない。

機種によっては「駐車監視機能(メーカーにより名称は異なる)」も搭載されている。

年末年始休暇中は、自宅を空けることや、愛車から離れる機会が多いもの。近ごろは物騒だから、最新の駐車監視機能付きドライブレコーダーをチェックしておこう。
年末年始休暇中は、自宅を空けることや、愛車から離れる機会が多いもの。近ごろは物騒だから、最新の駐車監視機能付きドライブレコーダーをチェックしておこう。    AUTOCAR

これはその名の通り駐車中にもドライブレコーダーを作動させ、監視カメラとして利用できる機能。

もっともポピュラーな動作は、ボディへの「接触」「ドア開け」などで車体に振動が加わったことをGセンサーが検知して自動的に数十秒の録画を行うもの。当て逃げや車上荒らしなどに対応できる。

機種によってはエンジンを切った後に一定時間の連続録画を行うことができ、Gセンサーが検知できないような「軽い接触」や「車内の覗き込み」などの状況も捉えられる。

また、通信機能を搭載している場合には、駐車監視機能が作動した時点でドライバーの持つスマホに通知が届き、サーバーに保存された映像やリアルタイムの映像を見られる。

ドライブレコーダーがセキュリティシステムとしても利用でき、カーライフの安心感が一段と高まる有用な機能ではあるが、多くの機種では常時電源ケーブルや大容量バッテリーなどのオプション接続が必要となる。

1. コムテックZDR059

360°カメラを搭載した本体にリアカメラを組み合わせたモデルで、通信機能を標準搭載。

4G LTE対応の通信モジュールを内蔵し、専用サーバーに映像データの保存が行える。

コムテックZDR059
コムテックZDR059    コムテック

駐車監視機能を標準搭載しており、駐車監視モード中に衝撃を検知するとマイクロSDカードに映像を記録するだけでなくクラウドへもデータ保存を行い、オーナーが持つスマホの専用アプリに通知を行う。

また、スマホアプリからはドライブレコーダーが捉えている映像・画像を取得することができ、音声を送ることも可能となっている。

通信機能の利用にはプラン契約が必要で、「画像プラン」は4900円/年(購入時から1年間無料)、「動画・通話プラン」は1万4000円/年(2023年6月30日まで半額キャンペーン中)となる。上記の機能をフル活用するには「動画・通話プラン」を選択する。

価格は7万3480円。

2. ユピテル・マルミエZQ-40sim

ユピテルではニーズに合わせて選べる幅広いラインナップを揃えているが、その中でも「駐車監視強化モデル」としてアピールする1台。

360°カメラ搭載の本体に別体のリアカメラユニットをパッケージし、車内と車両周囲の状況を余さず記録する。

ユピテル・マルミエZQ-40sim
ユピテル・マルミエZQ-40sim    ユピテル

本体内には無線LANとBluetoothの2つの通信機能を搭載し、シート下などに装着する大型サイズのマルチバッテリーを付属。

自宅やオフィスと隣接する駐車場など、通信圏内であれば駐車中でもスマホとつねに無線接続が可能だ。

車体への振動や車両周囲の動体を検知するとオーナーの持つスマホにプッシュ通知が届き、カメラが捉えた映像で詳細な様子をリアルタイムに確認することができる。

また、アプリ操作によって本体背面の画面を点滅させたり、ブザー音を鳴らして不審者の威嚇もできる。もちろん記録映像はマイクロSDカードと同時にスマホへも行える。

価格は、オープン価格。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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