トヨタ 2月の登録車トップ10、9台を制覇 「プリウス」が10位 2023年2月の新車販売ランキング

公開 : 2023.03.06 12:03  更新 : 2023.03.06 23:18

2月の登録車の新車販売ランキングです。トップ10のうち、9車種をトヨタ車が占めました。新型が話題の「プリウス」もランクインしています。

ノート以外、すべてトヨタ勢に

2023年2月の登録車の「車名別」新車販売ランキングを、自販連が発表した。

首位はヤリス・シリーズで、ベスト5までが1月と同じ顔ぶれである。

ハイブリッド仕様の販売が始まっているトヨタの新型プリウス。PHEV仕様は3月15日に発売される。月販基準台数は前者が4300台、後者が450台だ。
ハイブリッド仕様の販売が始まっているトヨタの新型プリウスPHEV仕様は3月15日に発売される。月販基準台数は前者が4300台、後者が450台だ。    宮澤佳久

4位の日産ノート・シリーズを除いて、ベスト10はトヨタ勢が占めた形だ。

2023年2月 登録車のブランド通称名別順位

1位 トヨタ・ヤリス:1万5760台
2位 トヨタ・カローラ:1万4738台
3位 トヨタ・シエンタ:1万1767台
4位 日産ノート:1万709台
5位 トヨタ・ルーミー:8645台
6位 トヨタ・ヴォクシー:8523台
7位 トヨタ・ノア:8518台
8位 トヨタ・アクア:8191台
9位 トヨタ・ハリアー:7843台
10位 トヨタ・プリウス:7681台

注目のフルモデルチェンジ版プリウスは、1月10日にハイブリッド仕様の販売が始まっている。

その新型の納車がすでに始まっており、2月に「プリウス」として7681台を登録し10位につけた。前年同月比130.9%増という好結果でベスト10に食い込む。

さらに、3月15日にはPHEV(プラグインハイブリッド)仕様が発売されるので、今後もランキングの上位に入ってくるだろう。

登録数が2倍、3倍のトヨタ車も

ベスト15まで視点を広げてランキングを見渡すと、前年同月比を上回った車種がほとんど。

下回ったのは、トヨタ・ルーミー、ホンダフリードという2車種のみとなる。

新型ステップワゴン、新型セレナと市場を争うヴォクシー/ノアの生産がやっと軌道に乗った。1月に続き、2月も前年同月比を大きく上回る実績に。
新型ステップワゴン、新型セレナと市場を争うヴォクシー/ノアの生産がやっと軌道に乗った。1月に続き、2月も前年同月比を大きく上回る実績に。    池之平昌信

それ以外の13車種は、前年比でプラスを記録し、なかでもトヨタの下記5車種が新型登場の効果や、昨年2月の反動で大きく実績を伸ばしている。

2月の登録車販売ベスト15で、前年同月比を大きく伸ばしたモデル

トヨタ・シエンタ(230.9%増)
トヨタ・ヴォクシー(311.1%増)
トヨタ・ノア(282.5%増)
トヨタ・ハリアー(233.6%増)
トヨタ・プリウス(130.9%増)
トヨタRAV4(114.5%増)

年度末の商戦を迎えるなかで、各社はパーツの供給不安を打ち破るべく“代替部品への切り替え”を進めているが、トヨタが一歩先んじて生産体制を整えてきたようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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