ポルシェとの見事な競作 アウディRS2 320psの高速ワゴン 英国版中古車ガイド

公開 : 2023.05.01 08:25

知っておくべきこと

RS2 アバントのイメージカラーといえば、鮮やかなRSブルーだろう。RSモデル以外にも同じ色が設定されたため、後にノガロ・ブルーと呼ばれるようになった。

2021年には、RS4とRS5、RS6にノガロ・ブルーで仕上げられた、ノガロ・エディションが設定されている。やや遅れながらも、RS2の25周年を記念して。

アウディRS2 アバント(1994〜1995年/欧州仕様)
アウディRS2 アバント(1994〜1995年/欧州仕様)

英国ではいくら払うべき?

4万ポンド(約161万円)〜5万9999ポンド(約240万円)

走行距離が20万kmに迫るような、初期のRS2を英国では探せる。とはいえ、しっかり整備され状態が悪くない例が多いようだ。

6万ポンド(約161万円)〜7万9999ポンド(約240万円)

後期モデルが含まれるようになる。走行距離は8万km前後が中心。人気色のRSブルーの場合は、走行距離が長くなる。

8万ポンド(約161万円)〜9万9999ポンド(約240万円)

アウディRS2 アバント(1994年/英国仕様)
アウディRS2 アバント(1994年/英国仕様)

理想的な条件のRS2を英国で探すなら、この価格帯から。走行距離は8万km以下が多い。

10万ポンド(約241万円)以上

走行距離の短い、ショールーム・コンディションのRS2を英国では探せる価格帯。インテリアにブルー・スウェードがあしらわれた例も出てくる。

英国で掘り出し物を発見

アウディRS2 アバント 登録:1994年 走行距離:20万9300km 価格:4万9991ポンド(約169万円)

執筆時に出てきたRS2のなかでは、最も安価な1台。走行距離は長いものの、ディーラーでしっかり点検を受けており、メカニズムもボディも期待以上に良い状態だと売り手は主張する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    オリバー・ヤング

    Oliver Young 

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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