日産 英国工場で「快挙」 ジューク、キャシュカイなど人気車種生産 毎日2分に1台のペース

公開 : 2023.06.08 20:25

日産は、英国サンダーランド工場で累計1100万台の生産台数を達成したと発表しました。欧州向けのブルーバード(オースター)をはじめ、リーフやジュークなど人気車種の生産を行ってきた国内最大規模の工場です。

累計生産台数1100万台 地域を支える大工場

日産は6月8日、英国のサンダーランド工場における累計生産台数が1100万台に達したと発表した。英国に工場を置く自動車メーカーとしては、最速の達成になるという。

遡ること1986年、日産は英タインアンドウィア州のサンダーランド市に工場をオープンし、ブルーバード(日本名:オースター)をはじめとするさまざまなモデルを英国や欧州向けに生産してきた。これまでに9車種と22の派生車種が生産されたが、記念すべき1100万台目はキャシュカイeパワーで、フランスの顧客に納車される予定だ。

日産キャシュカイeパワー
日産キャシュカイeパワー

現在、サンダーランド工場ではキャシュカイやジュークなど日産の欧州事業を支える人気車種のほか、EVのリーフも生産している。日産によると、同工場のラインでは毎日2分間に1台のペースで新車が生産されていることになるそうだ。

特にキャシュカイは、英国での人気が高い。初代モデルは日本でデュアリスとして販売されていたが、欧州ではキャシュカイとして独自の進化を遂げ、これまで3世代にわたり400万台が生産された。最新型は1.3Lマイルドハイブリッドのほか、シリーズハイブリッドの「eパワー」を欧州で初めて導入した。

サンダーランド工場は英国の自動車工場としては最大規模を誇り、約6000人の従業員を雇用するほか、サプライチェーン全体では約3万人の雇用を支えているという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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