ブガッティ 電動ハイパーカー開発のため本社拡張へ 「シロンを超える新型車」

公開 : 2023.06.29 18:05

ブガッティは、フランス・モルスハイムにある本社の拡張計画を発表しました。リマックの技術を採り入れた電動ハイパーカーの開発を視野に、事業規模拡大を目指しています。

新社屋建設 従業員も増やす方針

ブガッティは、フランスのモルスハイムにある本社を拡張する計画を明らかにした。「シロンの時代を超える新型車の開発を支える」ものだという。

ブガッティ・シロンの組み立てを行う既存のアトリエに隣接して、2024年後半に2階建ての新社屋を建設する予定だ。

ブガッティのモルスハイム本社
ブガッティのモルスハイム本社

新社屋の面積は2120平方メートルで、リマック所有下のブガッティとして初の「ハイパースポーツ」モデルなど、新たなスタッフおよびさらなる開発プロジェクトを収容する。

すでに開発中の新型車は、親会社であるリマックの電動ドライブトレインに関する専門知識を活用し、最高出力1600psの8.0L W16クワッドターボを搭載したシロン・スーパースポーツを超える加速性能を発揮する見込みだ。

既存施設の拡張は、ボライドやW16ミストラルの生産など、現在進行中のプログラムも支援することになるという。

ブガッティのクリストフ・ピオション社長は、「モルスハイムに新社屋を建設することは、ブランドと製品の拡大に沿ったものです」と述べた。

ブガッティはまた、新しい従業員を獲得するための採用キャンペーンを開始した。同社は2027年末までにモルスハイムの従業員を50%増やすことを目標としている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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