BMW M2 詳細データテスト 文句なしの速さ 落ち着きの増したハンドリング 快適さも大きく進歩

公開 : 2023.07.22 20:25

使い勝手 ★★★★★★★★☆☆

インフォテインメント

BMWのカーブドディスプレイは、M2のコンパクトな空間に大きく立ちはだかる。メーターパネルは12.3インチ、センター画面は14.9インチだ。後者はオペレーティングシステム8.0ソフトウェアで制御される。さらに、カラー表示のヘッドアップディスプレイも備える。

同じ2シリーズでもアクティブツアラーとは異なり、センタートンネル上にはダイヤル式の入力デバイスも備わる。おかげで走行中も、マルチメディアシステムを操作しやすく、集中力を削がれにくい。

大型曲面ディスプレイの存在感はかなりのもので、空調操作はタッチ画面に組み込まれたが、インフォテインメントのダイヤル式入力デバイスも備わるので、操作性は良好だ。
大型曲面ディスプレイの存在感はかなりのもので、空調操作はタッチ画面に組み込まれたが、インフォテインメントのダイヤル式入力デバイスも備わるので、操作性は良好だ。    JOHN BRADSHAW

しかしながら、より大型のBMW車と同じく、空調はタッチ式画面に組み込まれ、アクセスとコントロールがややしにくくなった。

インフォテインメントシステムのトップ画面の操作性は良好で、カスタム可能なウィジェト式のメニューやユーザーが設定できるショートカットにより、運転支援機能などにも素早くアクセスできる。ナビゲーションのルート設定やマップ表示は、間違いなくすばらしい。

燈火類

アダプティブLEDヘッドライトは標準装備。ロービーム時の、GPSを用いたコーナリングライト機能も備わる。日が長いサマータイムだったので、ライトの性能を試す機会はなかった。

ステアリングとペダル

ペダルボックスの右へのオフセットは明らかで、パッケージのタイトさは、クラッチを踏む際に左足の靴底がフットレストに引っかかってしまいやすいほど。シートがバケットタイプではない通常仕様なら、そこまで気にならないかもしれない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 撮影

    ジョン・ブラッドショー

    John Bradshaw

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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