SUVの車格とミニバン並の広さを誇る新型EV ルノー「セニック」初公開 新時代のファミリーカー目指す

公開 : 2023.09.05 06:05

デザイン部門ディレクター、アグネタ・ダールグレン=ヘルミーネ氏に独占インタビュー

――なぜセニックという名称を使うのですか?

「家族のニーズに合わせたルノーのファミリーカーです。今、多くの人が車高の高いクルマを求めていますし、先代のセニックもそうでした。フロントガラスの位置が(SUVのように)もっと後ろに押し出されているだけなんです」

ルノー・デザインのプロジェクト・ディレクター、アグネタ・ダールグレン=ヘルミーネ氏
ルノー・デザインのプロジェクト・ディレクター、アグネタ・ダールグレン=ヘルミーネ氏    ルノー

「本来の意味でのSUVではなく、ボンネットは長いし、最低地上高も高くありません。ハッチバックとSUVとMPV(ミニバン)の中間のようなものです。室内空間もさらに広くなっています」

――リサイクル素材を使うのは大変でしたか?

「それほど難しくはありません。わたし達が長い間取り組んできたことであり、ゾエ(欧州向けの小型EV)にもリサイクル素材を使用しています。セニックが完全なEVになったことで、リサイクル素材でトップに立つ必要があると考えました。わたし達はサプライヤーと協力し、ソリューションを推し進めてきました」

――デザインチーフのジル・ヴィダル氏がクロームメッキパーツの廃止を示唆しましたが、なぜこのクルマにはまだクロームメッキが使われているのでしょうか?

「クロームメッキを使用しているのはほんの一部で、そのほとんどがインテリアです。わたし達デザイナーは簡単に取り除くことができると考えていますが、それよりも重要なのは、お客様の準備ができているかどうかということです。わたしにはわかりません。でも、このクルマにレザーが使われていないのは大きな一歩です」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事