アルファ・ロメオ初の電動SUV 新型ミラノ、2024年4月初公開へ 「ミト」後継EV

公開 : 2023.12.16 06:05

・アルファ初の量産型EV、車名は「ミラノ」に決定。
・来年4月に正式発表。しかしデザインと仕様がSNSでリーク。
・ブランドの個性をどう表現? クアドリフォリオも検討中。

初の量産EV 車名は「ミラノ」

イタリアの自動車メーカーであるアルファ・ロメオは、2024年4月に公開予定の新型EVの車名を「ミラノ(Milano)」に決定した。

新型ミラノはBセグメントのコンパクトSUVで、2018年に生産終了したミトに代わる同社最小サイズのモデルとなる。同社初の量産型EVでもあり、ステランティス傘下のフィアット600eやジープアベンジャーと同じe-CMPプラットフォームを採用する見込みだ。

アルファ・ロメオは来年4月に新型「ミラノ」を公開予定(編集部作成予想イメージCG)
アルファ・ロメオは来年4月に新型「ミラノ」を公開予定(編集部作成予想イメージCG)    AUTOCAR

アルファ・ロメオはまた、マイルドハイブリッド仕様の導入も認めている。英国ではEVのみを投入するなど、市場環境にあわせて販売する計画だ。

新型車の車名をめぐって、これまでさまざまな噂が流れてきた。一部の報道では「ブレンネロ」になるとも言われたが、結果的にアルファ・ロメオゆかりの地であるミラノの名が与えられた。

ミラノという名が使われるのは初めてではない。1980年代にセダンの75の北米仕様がミラノと呼ばれており、今回は「新型車とアルファ・ロメオのルーツとのつながり」を強調するために選ばれたという。

アルファらしさ、どう表現?

ミラノの正式発表は来年4月を予定しているが、今年9月にはデザインと仕様の一部がSNSでリークされた。

ボディサイズは全長約4.1m、全幅約1.8mとされる。デザインについてはアルファ・ロメオの特徴であるV字型フロントグリル、新デザインのヘッドライト、「コーダ・トロンカ」と呼ばれるリアエンド、ショートオーバーハングなどが確認されている。

今年9月頃にSNS上でリークされた新型ミラノの画像。デザインと電動ドライブトレインの搭載が確認できる。
今年9月頃にSNS上でリークされた新型ミラノの画像。デザインと電動ドライブトレインの搭載が確認できる。

パワートレインの詳細は定かではないが、ミラノのEV仕様には54kWhバッテリーが搭載され、最長400kmの航続距離を実現すると考えられている。

アルファ・ロメオのジャン・フィリップ・インパラートCEOは、ミラノでは四輪駆動方式の採用を認めている。

兄弟車のジープ・アベンジャーにも四輪駆動バージョンがあるが、そちらはオフロード走破性を重視しているのに対し、ミラノはダイナミクス重視のハンドリング特性を獲得するだろう。

本誌はインパラートCEOへの取材で、新型ミラノで販売台数拡大を狙い、他ブランドと足回りを共有しながら、アルファ・ロメオらしさをどのように表現するのかと尋ねた。

「その答えは、バロッコのサーキットで出るでしょう」とインパラートCEOは答えた。バロッコは、トリノ近郊にあるアルファ・ロメオの試験施設を指す。

「このクルマに乗れば、その質問に対する答えが得られるでしょう。このクルマはグループのプラットフォーム戦略に従っており、利益をもたらしてくれますが、アルファ・ロメオのタッチも備えています」

「カルロス(ステランティスCEOのカルロス・タバレス氏)から『何のチャンピオンになりたいか?』と聞かれたとき、わたしは『常にハンドリングのチャンピオンでありたい』と答えました」

「現時点では、比較試乗の機会を検討しています。競合他社に対して隠すことは何もないからです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

関連テーマ

おすすめ記事