クルマ漬けの毎日から

2024.03.23

5年振りのジュネーブ・モーターショーは成功したのか? 【クロプリー編集長コラム】

閉幕後に発表「来年も開催します!」

3月3日にジュネーブ・モーターショーは閉幕した。今年のショーは、かつてよりも格段に小さなイベントとなった。しかし、ショーを終えた主催者団体が、楽観的な結果を発表したのは興味深い。主催者団体は今年のショーを大きな成功と表明している。その根拠として37の出品者、23のプレミア(うち13は世界プレミア)また157台が展示されたことを挙げている。

ジュネーブで発表されたルノーの新型EV「5 Eテック」。このショーの1番人気。

しかしこの集計では、ルノーの新型EV「5 Eテック」と同じ位置付けで、新型の「電動自転車」も1台1台カウントしており、やや大袈裟な数字になっている。また来場者は約16万8000人、取材に訪れたプレス関係者は約2000人だったという。さらに主催者団体は、来年(2025年)のジュネーブ・モーターショーは2月17日~25日に開催予定と発表。メディアは「ジュネーブの終焉」を報じたが、これは大袈裟な報道だったのかもしれない……。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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