長期テスト BMW 520d SE 四輪駆動に嫉妬も、素晴らしいバランス

公開 : 2018.11.08 17:10  更新 : 2018.11.09 19:38

優れたバランスによって、アルピナと比べても素晴らしいモデルだと評価する520d SEですが、路面状況の悪い場面では思わず四輪駆動に嫉妬することもあります。そんな520d SEに対する不満は、クルマ自体の出来にではなく、その機能の操作性にあるようです。

もくじ

積算1万2514km 思わず四輪駆動に嫉妬
積算1万2752km 乗り心地とハンドリングのバランス
積算1万5453km スマートフォンからの操作が必要

積算1万2514km 思わず四輪駆動に嫉妬

もし自分のお金で5シリーズを買うなら、xドライブを選ぶだろう。ヨークシャー、ノースウェールズとスコットランドに拡がる、落ち葉や泥、雪に覆われた道で家族とともにドライブを楽しむことができるからだ。もちろん、後輪駆動の520d SEも素晴らしいモデルだが、こうした滑りやすい路面に手こずっている横を、アウディご自慢のクアトロシステムに追い抜かれると、思わず嫉妬せずにはいられない。

積算1万2752km 乗り心地とハンドリングのバランス

少しの間だが先週520dとテスト車両の新型アルピナD5 Sとを交換する機会があった。D5の方がより速く、キャビンにもより多くのレザーが使われているが、520dの素晴らしさを改めて実感することができた。

力強さと、本物の豪華さをもつインテリアに加えて、乗り心地とハンドリングのバランスが素晴らしい。何より、テスト車両のD5が掲げるプライスタグは520dの2倍以上だったのだ。

積算1万5453km スマートフォンからの操作が必要

520d SEで選択したオプションのひとつに235ポンド(3万5000円)のディスプレイキーがある。これによりドライバーは航続可能距離やドアがロックされているかどうかなどの情報をリモート操作で確認することができる。

それでも、最近の冷え込みで最も役にたったのは、クルマに乗り込む前にタイマー設定でヒーターオンにすることができる機能だった。だが、なぜBMWはこうした機能をスマートフォンのアプリで出来るようにしないのだろう?

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