長期テスト スバルBRZ(最終回) コスパの良いドライバーズカー

2019.07.24

サマリー

BRZの長期テストも最終回です。スペックこそ低いものの燃費は良く、操っている実感のあるクルマでした。インテリアは古くさいものの、魅力的なエクステリアや心地よいNAエンジンを含め、満足度の高いドライバーズカーに仕上がっています。

もくじ

積算1万5063km 大切なのは自在に操れること
後席はつらい 感心しきりの燃費
しなやかで快適な乗り心地
路面が把握しやすい足回り NAエンジンの魅力
思わず見惚れるエクステリアと古くさいキャビン
テスト車について
テストの記録

積算1万5063km 大切なのは自在に操れること

「それほど速くないな」友人がスバルBRZのスペックを見て、開口一番言った言葉だ。これは事実で、200ps、0-100km/h加速7.6秒という数字は、ここ最近では特筆に値しない。だが、BRZと6カ月を過ごし、そんなことは本当に些細なことだと思うようになった。

大切なのは、BRZを運転していると自分がドライバーであると感じさせてくれるところだ。誰もがアクセルを踏めばクルマを走らせることができるが、雨のブランズ・ハッチをグリップの限界ギリギリを探って、自信を持ってコントロールできる者はほとんどいない。 そんなシチュエーションこそBRZの得意分野だ。

問題は、編集部にBRZを迎える前からこのことがわかっていたことだ。このクルマは5つ星を獲得したクルマなのだ。

わたしたちが知りたかったのは、ドライバーが操っている感覚を第一に開発された3万ポンド(437万円)ちょっとの2+2スポーツカーが、日常生活でどういう振る舞いを見せるかだ。都市部の通勤中に、スピードバンプで低く構えたフロントがこすれてしまわないだろうか。自然吸気2.0ℓ水平対向4気筒エンジンは低回転のトルクに欠けるが、信号レースでEVタクシーに負けてしまわないだろうか。

 
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