海外試乗

2019.08.24

家族とオープン2+2 BMW 2002カブリオレ/トライアンフ・スタッグ 後編

BMW 2002カブリオレ/トライアンフ・スタッグ・カブリオレ

文・マーティン・バックリー 

編集部より

日本では珍しい、BMW 2002カブリオレとトライアンフ・スタッグ。子供がいてもオープンカーを諦める必要がないことを教えてくれるクルマたちです。ほぼ同時期に誕生した2+2ですが、メーカーの個性が色濃く現れた2台を、比較しました。

もくじ

リアシートは10歳以下の子供か荷物用
当時としては最も優れたドライバーズカー
ラジオまでオリジナルの美しいコンディション
意外にも滑らかなコーナリング
スタッグもクルマの基本は悪くない
2+2カブリオレ2台のスペック

リアシートは10歳以下の子供か荷物用

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

1973年式の丸いテールライトを持つBMW 2002カブリオレは、ティム・カラハンが11年ほど所有しているクルマ。その間にエンジンはリビルトされ、ボンネットも新調された。カラハンによれば、恐らく15番目のオーナーだという。

バウアー社のクルマが好きなカラハンは、2002カブリオレを日常的に使用している。でももう一台の愛車、3.0CSiの方が気に入っているそうだ。「わたしの妻はクルマが好きではないんです。このクルマは少し女性的な雰囲気がありますね。信頼性は高く、1カ月くらい停めておいてもエンジンはすぐに目を覚まします」 とカラハンは話す。

BMW 2002カブリオレ
BMW 2002カブリオレ

スタッグも同じだが、2002カブリオレのリアシートも、10歳以上の人間には少々快適性に欠ける+2ではある。トランクにしまってある屋根を付けて、クーペのようにも走れるし、リアセクション畳んでをオープンにすることも可能。サイドドアはフレームレスだが、Bピラーのロールバーとフロントガラスをつなぐフレームが付く。デザイン的には少々不格好でも、ボディ剛性の面では効果的だ。

大きなクラムシェル形状のボンネットはフロントヒンジ。エンジンルームには後付のストラットブレースが追加されている。デュアルATEサーボと傾斜してマウントされた直列4気筒は、BMWの成功を支えた組み合わせ。コンパクトで高効率。洗練されておりレスポンスもいい。ソレックス製のキャブレターは1基のみで、控えめではああるものの、マニュアル・トランスミッションを上手に操れば、3.0Lのスタッグに匹敵するパフォーマンスを発揮する。

 
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