407psと85kWhで最大416km メルセデス・ベンツEQC 400に試乗 価格に相応しい

2019.09.03

100字サマリー

メルセデス・ベンツが新たに生み出すEQCは、広々とした車内に落ち着きのあるハンドリングを備え、英国での日常利用にもほとんど不満を感じなさそうだとする英国編集部。ひとつ気になる点とすれば、メルセデス・ベンツらしいエクステリアデザインのアピール力といえるでしょう。

もくじ

85kWhのバッテリーに合計407psのモーター
最新のメルセデス・ベンツらしい車内空間
5種類のドライビングモードと回生ブレーキ
満足感の高いドライビングフィール
エンジンを搭載したクルマの完全なる代替モデル
メルセデス・ベンツEQC 400 4マティックAMGラインのスペック

85kWhのバッテリーに合計407psのモーター

メルセデスが量産する乗用車としては初めての純EVが、初めて英国の地に降り立った。EQC400は中サイズの5シーターSUVで、4輪駆動システムに400馬力以上の最高出力を誇る。加速力は多くのホットハッチを超える鋭さを持ち、車内空間には大人5名と、その小旅行に必要な荷物を積むのに充分な広さがある。加えてメルセデス・ベンツらしいラグジュアリーさも兼ね備える。

7万ポンド(910万円)にふさわしい内容に聞こえるだろうか。純EVだから、排気ガスを一切出さないことも、重要なセールスポイントとなる。プラットフォームは同じSUVのGLCと共通しており、EQCが完全な専用設計を施されたEVというわけではないが、搭載されるメカニズムはメルセデス・ベンツだから、最善なものが搭載されている。

メルセデス・ベンツEQC 400 4マティックAMGライン
メルセデス・ベンツEQC 400 4マティックAMGライン

エネルギー源は85kWhの容量を持つリチウムイオン・バッテリーで、テスラと同様に床下に搭載。実際に利用可能な容量は80kWhとなるという。ライバルモデルのアウディEトロン・クワトロは95kWhのバッテリーを搭載するが、利用可能な容量は83.6kWhに留まっている。ジャガーIペースの割合は、さらに少ない。

EQCには前後ふたつのモーターとプラネタリーギアを搭載し、総合での最高出力は407psで、最大トルクは77.4kg-m。最大トルクはアウディEトロンやジャガーIペースよりもかなり高い。

ボディサイズは、大きなアウディとコンパクトなジャガーの中間。車重は2495kgもあり、当面は大きな駆動用バッテリーを搭載するEVにとって、避けることができない問題ではある。アウディよりもわずかに軽いものの、ジャガーよりは300kgほど重たい。ボディサイズの割に重い理由は、既存のプラットフォームを流用したところが大きく、それはアウディと同様でもある。

 
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